石仏めぐりの方に頂いた資料を見てると大野城が出来たあとこの山に四王寺という
お寺も建立されたのだそうだ。これも朝鮮半島との緊張関係から生み出されたもの
という。
この地は近いだけに朝鮮半島との確執が常につきまとうらしい。
半島だけでなく、その後の時代の変遷につれ幾度かの戦乱のなかでも戦争の拠点と
なってきた歴史があるらしい。ようするに場所がええんやね。
その鎮魂のためかどうかこの山のそこここに三十三石仏をお祀りしてこの世の不幸から
逃れられるようにしたのだそうだ。
そこここに磨崖仏などもあって霊場としてもなかなかの規模なのだそうだ。
なるほど、そうと知っていてればそれなりに気持ちを整えて、時間も余裕をみて
来たのにとちょっとだけ残念だ。(ほんまにそうしたかどうかは別問題やけど)
で、地図を見ながら少しでも沢山石仏が見られそうなとこに車を停めて少々散歩する。
お手手が一杯あるやつやら、座って優しくこちらをみてはるやつやら、静かに
立って佇んはるやつやらいろいろあってとても楽しい。
端正な仏様もええけど、風雨にさらされて摩滅しつつある素朴な石仏も味わいがあって
とてもいいのだ。
こういう味わいを篆刻にも応用したいものだ。
どんな形がどんな仏様ってわかったら面白いやろなあ。そういう勉強もせんとあかん。
チョロチョロしてる間にも沢山の方たちがハイキングに来てはる。
しかも、お弁当を食べてはるとこを見るともうお昼時だ。わしらも昼飯の心配を
せんとあかんのだ。
遥か下を見るとさすが要衝の地、見晴らしが良い。
こうなれば水城の跡も見たかったなあって思うけど、腹も減った。
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ありがとうございました。