中国、浙江省、古村の旅ー19、三門源、民宿を見学。

橋を渡る。向かいにあるのはホテル? あれか?
「百姓飯店」って書いてある。

ガイドさんと民宿オーナとの話。
最初は、通りすがりのガイドさんと、いきあわせたおっちゃんとの立ち話から始まった。
おっちゃんはこの土地の人ではなくて遠くから来たひとらしい。
なんで又こんなとこに来たの?
将来、ええ観光地になりそうやから、民宿でもやってみようかと思って・・
それで、この家を買ったの?
そう、投資のつもりで買って、中を改造して民宿にしようかと・・
今もうやってるの?
一部屋やけど泊まれるようにしてあるねん。もう今までに泊まった人いてるよ。
わしは、旅行会社やってるんで、何かの時に世話になるかもしれん。ちょっと
中を見さしてもろてええかな?
もちろんええよ。
てなことでわしらも一緒に中を見学さしてもらえることになった。こういうチャンスは
普通では訪れへんからえらいラッキーだった。
いきなり2階にあがる。
うえからみると1階はこんな感じ。

ここでごく普通の暮らし? をしてはる。
それでこの左手奥の部屋を改装してベッドを置いている。

それで快適に過ごせる、面白い暮らしやんかと思うかどうかは、泊まる人の判断ではある。
確かに一応片付けてはあるけど、昔からの農機具やら生活用具やらはそのまま転がして
あるし、それがほこりまみれで決して清潔とは言えへん環境ではあるけど、家の造りは
さっきまでみてきたような典型的な古民居の体裁が整ってるし、ところどころの装飾
彫刻もなかなか趣があるように思う。なるほどピカピカにするよりはええんかもしれん。
しかし、ここに体験民宿みたいな形で何日か逗留してみたいかどうかは、わしには
ようわからん。中国ではそういうのが流行りなんかもしれへん。

それにしても、こういうところにいち早く目をつけて投資してみるという考え方が
すごいと思う。
あちこち観光化されてしまったところに行くと外部からの資本がいっぱい入って
土産もん屋さんやら、食堂やら、旅館やらがやまほどできて、というよりは普通の
暮らしを席巻してしまってるけど、こういう考えの人達がちびちびと浸透していって
結果てきにそうなってしまうんやろね。
ここはまだ、民宿がここ1軒みたいやし、地元の人相手のちいさな露天みたいなの以外は
お店もまったくないんで、まだそういう人たちの注意をあんまりひいてないんかも
しれん。わしらとしてはずっとこのままでいてくれるととてもうれしい。

ということで三門源と別れを告げる。
村を出て少し行ったところで、来る時に言ったように、道路工事中のところがあって
道がわかりにくくなっている。あの壊れかけた橋の下をくぐってきたんやでって
思い出したんで、無事元の道まで楽に合流することができた。
ここから杭州まで約190kmある。
まだ長いバスの旅が残ってる。けどやっぱり同じホテルに帰れるのが気持ち的には
かなり楽だ。毎日、毎日ホテルが変わるのは結構疲れる。

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ありがとうございました。