横道にそれて裏通りを歩いていたら腹が減ってきた。雨はやまない。画家の友人は
雨の中びしょ濡れになってスケッチをしてる。
スケッチしててかなわんのは体がびしょ濡れになることもやけど、スケッチブックが
ベチョベチョになることだ。あんまり濡れたら何を描いたかわからんようになる。
わしの場合は返ってその方がよかったりすることもあるけどそれはまた別の話だ。
とりあえず、わしらは何か食いたい。
しかし、これからここを引き上げて空港まで行かんならんのやけど、来るとき
みたいに高速に乗れずに迂回せんとあかんかもしれんし、道中で似たような状況に
追い込まれるかもしれんから、ゆっくりレストランに入って飯を食うというのは
あきらめたほうがいい。
何かちょろちょろ買って食った方がええんかもしれん。
肉を焼いて食わせる店は結構多い。
中国の人は肉が好きらしい。まあ日本の人もいっしょやけどね。しかし、まあなぜか
あんまり食いたくならへんなあ。
とりあえずお菓子を買ってみよう。
餅ってかいてあるけど餅のようではない。
どこか昔懐かしいような味がせんでもない。ゴマの味もしてポリポリと美味しい。
粟おこしみたいな感じがせんでもないけど似てるようでちと違う。
2種類の違う味を買ったけど、淡白な方が日本人の好みに合うようだ。
日本の夜店屋台に近いような店はおおいけど簡単に食える麺屋さんみたいなのも
あんまり目につかへん。
包子(豚まん)とか餃子とかがあったら簡単に食えて美味しいのにと思うけど
なかなか見つかれへん。しかし、ガイドさんが走り回って見つけて買ってきて
くれたんでそれをいただいてちゃっちゃと腹を満たす。
バスが走り出す。
急ごう。
とりあえず手近の高速乗り場へ。(来るとき閉鎖してたとこだ)やっぱり入れない。
しかたなく来るときに出たところまで大きく迂回路を戻る。これだけでも1時間
近くはかかってしまう。運転手さんが使ってるスマホのカーナビがとても便利やけど、
とても喧しい。やっぱり中国やなあ。
ここから空港まではずっと高速道路で行けるらしい。それは安心なんやけど、
水没してるとこがあったらそれで一巻の終わり、まあ、嫌なことは考えんと運転手
さんにまかしとこう。
てなことでわらわらとしながらも貴陽の空港に到着した。
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ありがとうございました。