中国の人達と奈良、金沢へ-02 法隆寺から西の京へ

いろいろあって気をもんだが出てくればそれで安心だ。
さて、奈良へ行こう。
総勢10人だから大型のワゴン車をレンタルしてきている。一台で一気に行けるのだ。
「奈良についたら先に食事しましょうか?」
「何を食べに行く?」
実はこれも事前に決めてあった。
「回転寿司」に行きたいのだそうだ。
「生ものは大丈夫なんですか?」中国人は火を入れたもの、暖かいモノ以外は体に悪い
と思っていると思いこんでいた。
「全然大丈夫だよ」寿司なんかは中国で普通に食べれるようだ。
「やってる、やってる」私が中国に行ったらやるように、彼らも飯屋であっても一生懸命
写真を撮っている。しかもキャノンありニコンありで大型一眼レフに大きなレンズが
ついたやつだ。
画の先生方と言っても若い人がおおい。20代、30代の若者たちだ。一番年長が引率の
教授で40代くらいだろう。元気で活気がある。
そこから法隆寺までは直ぐだ。
「私はここで待ってますよ」駐車場代を節約しよう。
「1時間くらいで帰ってくるから」
この後、薬師寺と唐招提寺に行ってから京都に帰って宿にチェックインという予定だから
それほど余裕たっぷりというわけではない。
「遅いなあ」と思っていると電話がかかってきた。
「えらい隅々まで見てるで、まだまだかかりそうや」
まあ、はじめてやからしょうがない。時間の感覚も大分違うんやろ。
あとは、薬師寺と唐招提寺をこんどは普通のペースで見て貰って、やっと京都に向かうのだ。
今宵の宿は、妙心寺とい禅寺の宿坊だ。
これも京都に行ったらお寺に泊まりたいという彼らの要望で決めたものだ。
念の為に、駐車場があるか電話で確かめておこう。
応対がそっけないなあ。ちょっと心配やなあ。

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