宇陀の民宿で新米をいただく-01

今日は、昔よくキャンプに行っていた友人達を会う予定になっている。
奈良県の宇陀市に行って、キャンプではなくて民宿で一泊する予定なのだ。
久しぶりだから実に楽しみだ。
勿論キャンプをする方が楽しいに決まっているが、なんだかんだと面倒な事を考えると
気持ちが萎えてしまう。元気な人もいるが楽をしたいという人も多くなったのだ。
さて、そろそろ出発しよう。
発狂しそうな程あついけど、車だから楽なものだ。
1時間半もあれば着くだろう。
名阪国道は順調だ。昔のような渋滞は全くない。
おっと、針ではなくて、小倉インターで降りるのだ。
それで、「やまなみロード」を行けばいいらしい。地図もあるし、ナビもセットしてある。
「問題なし」だ。田舎の農村の景色になってきた。
「気持ちがいいなあ」
「???」
「気持ちが悪い」
変に暑いのだ。
「エアコンが壊れてる?」さっきから空気が生ぬるい。ダイヤルを回して強くするが
効果がなさそうだ。
かなり気分が悪くなってきた。
「熱中症になりかけてるかもしれん」あわてて窓を開けた。
しかし、動悸が強くなって、吐き気もしてきた。
「こりゃあ大変だ」それでも窓から涼しい風が入ってくるので、少しずつ気分がましに
なってきた。しかし、気分がすっかりよくなったわけではない。
なんとか路の駅に着いた。転がるように一旦涼しいところに入り込んだ。
自販機から水を買って飲みつつ呼吸を整えるが、また動悸が強くなってきた。
「もう救急車よぼか」と決心しかけたころ、気分が戻って来た。
「なんとかいけそうやな」、それなら「JAF呼んでエアコン直してもらお」
「エアコン壊れたんです。熱中症になりかけて救急車よばなあかんとこやった」
「今、どちらですか?」、「道の駅宇陀路室生です」、「わかりましたすぐ手配します」
その頃、友人も路の駅に到着した。
「これで安心や」
JAFも直ぐに来た。
しかしエアコンの修理は微妙だ。しばらくやっていて、
「動いてんのちゃいますか?」なるほど、冷たい風が来ている。
出先で修理できないのはわかってるから、心配だが動いてそうならしかたない。
「ありがとうございました」
びくびくしながらとにかく民宿まで行こう。

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