海龍王寺を出て、少し東に戻る。法華寺に行く分岐の信号を左に曲がって
北に向かう。道が少し広くなった。そのまま行って、
「もしかしたら、この大きな信号を曲がるんとちゃうやろか?」と悩みつつ
曲がらずに行ったら正解で、その先の小さな路地を左に曲がれと看板があった。
えらく細い道だ。看板を信じて踏切を渡るとその先が「不退寺」だった。ここは
道端の少し広くなったところが駐車場に使われているようでタクシーが乗客の
観光が終わるのを待っていた。
中から車椅子の一段が出て来る。近所の老人用施設の人達かもしれない。
寒くも無く暑くもなくて人出も少ないこんな日はのんびりと見物するのに
いいのだろう。
「南都花の古寺」とパンフレットに書かれている。
在原業平公が建立された寺とも書かれている。
中に入ろう。
寺に入るというよりお庭に入ったという感じがする。正面の本堂に向かって
短い距離ではあるが、様々な植木を形良く整形して、微妙に先が見えそうで
よく見通せないよう巧妙に配置して見物客の動線が複雑になって庭が広く見える
ような工夫が若干ではあるがされているように思えた。
これで紅葉が入るとかなりきっと良い味の美しい風情になるだろう。
この庭は中国の庭の造園の考え方と同じではないが若干似ているところがある。
小さな池があって、鄙びた石橋が配されていて、在原業平という名が示すような
雅の香りが漂っている。
左の奥に入っていくと、石棺があると書いてある。
これは在原業平と何の関係もない古墳時代の石棺だ。
本堂の中では在原業平画像などが特別公開中であった。
有料拝観やから見せるものをいろいろ用意せんとあかんのも大変やなあ。
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大阪、海老江、「手打ちうどん やとう」
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