明石大橋、タコフェリー

ブリッジワールドツアーが終わって、認定証を貰った。
平成22年、3798番目の参加者ですと書いてあった。
ザックに入れたら、速攻で電車に乗らないといけない。乗り遅れたら、つぎのタコフェリーの
予約に間に合わないのだ。
「別にあわてんでも」、「行けんかったら無理せんでもええし」
とも思うものの、決めたらついその通りしようと焦ってしまう人たちなのだ。
「弁当も買わんとあかんし」
タコ弁当も予約済みだった。
地元の人間からすると、「魚ん棚で美味しいもん食べよ」とか思うのだが、他所の地の人は
明石とタコが強く結び付いているのだろうか?
魚が好きではないだけなのだろうか?
もちろんビールを買い込んで、タコ弁当を食べながら、今見て来た明石大橋を今度は船から
見るのだ。
20分程かかって向こう岸に行くフェリーだ。
我々のように、乗ったまま往復することで観光船として利用するのもアリなのだ。
切符もそんな切符になっている。
空は晴れて快晴だ。
昨日は正直しんどかったが、今日は海風に吹かれて船のデッキから橋を見ているだけだ
実に気持ちがいい。
「ボー」と汽笛が鳴って、岸に着いたら降りるしかない。意外と車を載せる人もおおいのだ。
橋だけではなくて、フェリーで通う生活もまだ健在なのだ。
「魚ん棚を見て帰ろ」
客も多いが、店の人も多いし、元気だ。
暑いけど市場は元気な方がいい。
「アナゴの天麩羅うまそうやなあ」
といいながら友人達の顔色を見るが、知らん顔された。
「お腹いっぱいやからしょうがない」
「晩飯は絶対、アナゴの天麩羅食うぞ」
その時には魚ん棚にはいないのだ。

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