奈良県、室生口、大野寺へ桜、散り際の華を見に行く−01、磨崖仏を見ながら。

今年は3月になっても寒い寒い日が続く毎日から一気に暖かくなって、桜の花も
びっくりしたんかあっちでもこっちでも狂ったように一気に咲き始めた。わしが
暮らす九度山でも世間の桜だよりと同じくしてすぐに満開になってすぐに散り始め
ようとしていた。
なるほど、これはいかん今年はゆっくりのんびりと花見なんかに行く機会があるかな
なんて思っていても油断したらその時期を逃してしまいそうだ。とりあえずどっかに
行ってみたいけど有名なとこは混んでるからいややし、どうせやったらスケッチする気に
なるようなとこがええなあと思って考えてみたら、何年か前に行ったことがある
奈良の大野寺を思いついた。田舎の鄙びたお寺の中に大きなシダレ桜が印象的やった。
それに、お寺の中から見える河原のその先の崖には大きな磨崖仏が彫られてるのが
記憶に残ってる。
あそこやったらスケッチにもええんとちゃうやろか?
てなことで絵の仲間に声をかけてみたら何人か集まった。
で、4月のある日に設定、その日を待ってたら、どうやら桜の咲き方の方が早いでは
ないか、おまけにその日だけ天気が悪いという予報がでた。
これはいかんと急遽日程を前倒しにして、あわてて出発。急に変えたんで人数は
3人に減ってしまった。
その日が来た。
わしは九度山から出発だ。
南海高野線で九度山から橋本まで、おや、何故か満員、こんなめったにないで、
3月31日に橋本ー高野山極楽橋間が復旧したせいやろか? 心なしか外国人が多い。
立ったまま橋本へ。
ここからJRで和歌山線を普通列車奈良行きに乗る。五条を過ぎて、何となく懐かしい奈良の
各駅を通りながら高田まできたら路線はまほろば線になる。電車は乗ったままやけど
方向は切り返して反対向きになるんで一瞬乗り間違えたと思ってしまう。
ここまでで1時間ちょいくらいかな?
高田から桜井までは15分ほどだ。
桜井に着いたら、一旦外に出てすぐとなりの近鉄電車の駅にいく。近鉄大阪線の
急行に乗って20分ほどで室生口大野に到着。
九度山から2時間弱の旅だった。以外に近い。
沿線も満開やったけど、ここでも桜が咲き誇っている。

ここで友人たちと合流する。

いきなり昼飯の時間だ。友人がお弁当とビールを買ってきてくれたんで、どっかで
お花見しながら飲もうという算段だ。
スケッチよりこっちがメインかな?
まずは大野寺を目指す。

坂を下ったらすぐにある。
但し、お寺の中で食べるわけにはいかんやろ。行ってみたらお寺の外にも屋台店が
できていて腰掛けできるとこでは既に花見客がくつろいではる。
ではわしらはお寺の下の河原に行って、川向うにある磨崖仏を見ながら昼ごはんに
しよう。

10メートル以上もある巨大な弥勒菩薩やけど、1000年ほども立ってはるんで殆ど
刻線が消えかけてしまってる。
ようみたらやや右に(こちらからみれば左)首をかしげた優しいお顔だ。
眼の前の川は宇陀川というのだそうだ。

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。
にほんブログ村 旅行ブログ アジア旅行へ
にほんブログ村

ありがとうございました。