お土産買ったらそぞろ歩きに戻る。赤いレンガが一際美しいどこか由緒ありげな一角が
見えた。地震のダメージも比較的少なそうなんは元々しっかりした建物やったから
なんやろか、その路地を曲がる。
ここは孔雀窓がある通りというらしい。
窓に孔雀を始めいろんな装飾が施された壮麗な建物のある通りだ。
昔の僧院跡らしいけどなんと素晴らしい装飾なんやろ。
それでもやっぱり通りのあちこちに修理用のレンガが積み上げてある。ダメージが
少なかったというよりは修理が比較的進んでたからそう見えただけかもしれん。
その先にいくと、おばあちゃんと連れが二人、地べたに座って糸を紡いでいる。
いかにも観光客向けのわざとらしい光景に思える。こんな路上で糸を紡がんとあかん理由がない。
まんまとその手に乗った欧米系の観光客が子供達と一緒に一生懸命写真を撮って
盛り上がっている。
なんかちょっと面白ろないけど折角もりあがってはるんやからとちょっと写真を
撮らせてもらったらおばあちゃんがジロリとこちらを睨んで金をよこせと合図をする。
やっぱりそういうビジネスをしてはったんやわ。
申し訳ないけど何言うてるかわからんかったふりをして殆ど写真も撮らんとバイバイ
させていただいた。
観光的な一角を抜けると又廃墟のようになってしまったあたりに出た。
やはり地震の傷跡は深いなあ。
まだまだ見るところはいっぱいありそうやし、見ればきりがなさそうやし、今日は
とても暑いし、昨日までの旅の疲れもたっぷり残ってるし、まあこれくらいでここは
切り上げて又くる機会を持とう。
で、又夕方の渋滞の中をカトマンズまで戻ったらもう夕暮れ近い。
買い物ついでにもう一つ、地元の人が居てるんで買っておきたいものがある。
ネパールの西の方はインドのシッキムやダージリンと境を接している。ということは
殆ど同じような気候のはずやから、きっと美味しい紅茶が獲れるはずやし、そうやと
聞いたことがある。あっちはブランドになってしまっててえらい高いけど、こっちのは
ええもんが安く買えるかもしれん。
ということで、タメル地区にある紅茶専門店へ。ようみたらミランさんの店の
すぐそばだった。お店のある路地に入る手前の角だ。
お店に入ると紅茶のええ匂いがして気分を盛り上げてくれる。
早速色々見せていただく。見るだけではようわからんと言うと試飲さしてくれる
ということになった。あっちの方では、中国人らしきお客さんが店の人としつこく
値段交渉をしてはる。
色々飲んでみてわかったんは、当たり前やけどええもんは美味しい。単純明解だ。
一番ええんはゴールデンチップというやつ。前にダージリンに行った時に買った
高級ダージリンティに引けを取らへん香りと味わいがする。
葉っぱもええ具合に解けてる。
やっぱりこれかなあ、100g千円以上する、結構高いけどこれが美味しい。
買って帰って家で楽しんでる。こういうやつもダージリンみたいにファーストフラッシュ
とかセカンドフラッシュとか春茶、秋茶とかいろいろあって、もっと凝ったら、
どこの茶園とかもいろいろあるんやけど深堀りしだしたらきりがない。
そこそこ行き当たったとこでそこそこの味が楽しめたらそれでええとしょう。
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ありがとうございました。