杭州お絵かき勉強日記-075 知味観で失敗した

前に杭州で有名なおいしい小吃屋さんとして、「知味観」と言う店を紹介した。
この店は友人、知人が来るたびに連れていっているから、もう何度も行っている。朝の6時過ぎに行って
も開いているから、かなり早くからやっているのだろう。朝の散歩をしがてら朝食代わりに小龍包を食う
というもいいものだ。朝早くや、昼すぎだとさすがにがらがらでチケットも買いやすい。
ゆっくりチケットを買って、すぐに料理を受け取ってゆっくり食べることができる。
私はここではビールを売ってないとずっと思ってたが、昼過ぎに行った時に、念のために、「ビールある?」
って聞いたら、「あるよ」と言う。しかも冷たいのがあったのだ。
前にお客さんが来たときに、おいしい小吃の店があるけど、ビールが飲めないからって連れていかなかった
のは大変悪いことをしたのだった。

しかし、これが昼の食事時となると大変だ。
チケット売り場も料理を受け取るところもてんやわんやの大騒ぎだ。
私は、この仕組み、いつきても変やと思う。調理場の人が現金をあつかわないのはわからないではない。
しかし、チケット売り場で、料理の名前を言うのだから、金券ではなくて、料理の名前を書いた券を渡
せばいいではないか。しかも、客が混んできて面倒になると、人数を聞いて、おおよそ、必要そうな金
額の金券を先に買えという。あまったら後でその分返すからというのだ。
それで、ある日、金券を買って、料理カウンターに並んだ。
小龍包は比較的簡単に受け取れた。
問題は麵だ。
人が群がって殺気立っている。
横から横から手をだしてチケットを振りかざしている。ぐいぐい体を入れてくる。後ろからも覆いかぶさ
ってくる。何がナンやらわからんではないか。それでやっと前までもぐりこんで、麵の名前を言うと、
チケットをもぎ取った。しかし、何か札や券をくれるわけではない。受け取った人の記憶だけが頼りだ。
こんだけおってそんなんわかるんかいなと心配がよぎる。担当の人も沢山いるから、その料理を運んで
来た人がその券を受け取った人とは限らない。しかも、料理がきたら、われ先と、「それ、わしのや」と
叫びながら奪い合う。まさに修羅場になってしまっている。
こんな競争とても勝たれんへんわとおもいつつ。「牛肉麵はまだかいな」とわしも叫び声をあげる。
そしたら、「○○△△・・・・」と何やら大声で私に言う。「牛肉麵やがな」と言ってみる。そしたら、
私の手からチケットをとりあげて、何枚かむしりとった。「もう金はらってあるがな」というような事を
叫んでも通じない。その人は私が先に券を渡した人ではない。その人はもうどっかに行ってしまったよう
だ。ありゃあ、ちけっと損した。この混雑の中で私の語学力ではどうしようもない。
こんなん、中国人ではトラブル起こらへんのかなあと不思議だ。
これは空いている時の写真。混んでいる時は焦って写真なんか撮ってられへん。

麵1椀分のお金を損してしまったが、無事受け取って、おいしく食べた。
小龍包はあいかわらずおいしい。

ワンタンもおいしいのだ。

しかし、何かわりきれない気持ちが残る。
こんなやり方してるかぎり、混雑した時間帯は絶対来たらあかんのやなあと思った。
こんだけはやってるんやからもっと分かりやすい仕組みを作ってほしいものだ。
人が居るから仕組みができるみたいなことはやめてほしい。

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ありがとうございました。