この日は京都に用があった。ちょうど午後から篆刻のグループ展に作品を搬入
する予定だったのだ。午後からの予定というのがいかにもええ感じだ。京都で
どっか好きなとこを探して昼飯を食えと言わんばかりの予定が具合良くぶら下がった
のだ。では、どこへ行こうか、行く先は「みやこめっせ」やからそれほど異境を
彷徨うわけにもいかん。少々はええけどそれなりに近そうなとこ、ということで
地下鉄東西線二条駅近くの「240(ニコヨン)」さんに行って見よう。
この駅近くには森〇食堂という超有名なカレーの店もあるけど、「240」さんも
話題の店なんで気になっていたのだ。
地下鉄の駅を降りたら地上に出る。それはそうだ。
正面に二条城が見えるんで左に曲がって千本通りを北に上がる。
暑いけど遠いと覚悟してたほど遠くなく「240」の看板が見える。入り口で
お客さんを丁寧に見送ってはるのはカレー屋さんの店主ではなくて、お隣の
美容室の店主さんやった。最近は男の人も平気で美容室に行きはる。わしは平気
ではないけど行く用もない。
それはともかく、お店に入る。
意外なことに、もしかしたら行列と覚悟してきたのに、店内はガラガラだった。
偶にはこういうラッキーなこともあるもんだ。
メニューには色々選択肢があって迷ってしまうけど客はわし1人やから焦ってしまう。
合い掛けは、3種系と2種系があるらしい。3種は年寄りには無理そうかもしれんから
パキスタンカレーとごぼうのスパイスキーマというのを頂こう。
と思いきや、ごぼうのは量が少ないんで3種の時だけ出してますということだ。
残念ながら仕方が無い。パキスタンカレーとチキンカレーの合い掛けを頂こう。
チキンがかぶるんでどうかなと思いつつ注文完了。
パクチー追加、ご飯少なめ。
時々舗道を通るひとをジロジロ眺めてるうちにカレーがきた。
パキスタンカレーってどんなんやって興味森々やった。
優しいのに濃厚で奥が深い味わいがある。チキンがトロトロに溶け込んでいる。
チキンカレーの肉肉しい歯ごたえと変化があって面白美味しい。そして何より
スパイス感がすばらしい。口の中でスパイスツブツブがポップに弾けて踊ってる
ようだ。あんまり他では感じたことのない食感だ。とても美味しい。
今度は絶対ゴボウ入りの3種というやつを食べよう。
食べ終わりころに気がついたんやけど、お皿の模様が壁かけの模様にとても似てる。
偶然なんやろか、意識してはるんやろか?
店内の雰囲気もとてもエキゾチックでポップで良い感じだ。
ご馳走さんでした。
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ありがとうございました。