さきほど村の中を通り抜けてるときはそこそこ雨が降ってたのに、ここではもう
えらい晴れ晴れとしてる。一体どうなってんやろ。そう言えばさっきの村の中では
牛車に乗った人やら、牛を引いてる人が結構多かった。雨のなか大変やなあって
見てた。このへんの農業ではまだまだ水牛が労働の主力なんやろか?
昨日行ってたあたりの国境の先にあるラオスやミャンマーでも水牛が農作業の
メインであり、荷物を運ぶメインでもあるらしくて、市が立ってるところには
牛がいっぱい繋がれていた。それに比べたらここ市はトラックがメインみたいだ。
馬市という名前でも、馬の取引は今となってはしてないんやろか?
野菜だけではなくて麺なんかも売ってる。露天だけではなくて、建物の中にも
市場のようなものがあるらしい。結構大きいところだ。
麺は太麺、細麺、刀削麺みたいなのと中国らしくいろんなやつがある。同行の
仲間はこれが気になって色々買わはったみたいだ。
値段を聞いて、ガイドさんが本気になった。わしらがみても新鮮で美味そうな
肉やと思う。えらい本気で値段交渉を始めたと思ったら、自分用に買い始めた。
なるほどそういうもんかといたく感心した。安くていいものをみつけたら、即決断
するのが大事なことだ。生もんでなかったらこれからも十分気をつけてチェックしながら
歩かんとあかんのだ。
なんだかんだと結構時間を過ごした。あんまりゆっくりはしておれん。先に進もう。
と言うことで元の道に戻りかけた。
道端に置いてある車のところで、
若い男が呆然と立っている。車にべったりと駐車違反の反則切符みたいなのが
貼られているではないか。
そう言えばわしらが行きしにここを通ったとき、公安らしき人がしきりにこの
車を前やら後ろやらあちこち見て運転手を探していた。ここが駐車禁止なのは
当たり前みたいで、こんな風に停めている人は他にはいてない。
この若い男も知らんかったはずはないと思う。ちょっとくらいはええやろという
油断がえらい失敗を生んだのに違いない。弁当らしきもんを持ってるから、きっと
荷物を搬送する途中で弁当を買いにいっただけかもしれん。
反則切符の値段も安くはなさそうだった。
可哀想に。油断大敵雨あられなのだ。
気の毒やけどわしらにはどうもできへん。
先に進もう。
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ありがとうございました。