やっぱり野山育ちのトウモロコシや鶏卵は味が濃いような気がする。しっかりと
食べ応えもある。美味しかったし、元気がでた。
ではそろそろ昆明に向かって帰らんとあかんのだ。
窓の外では名残惜しい風景が流れている。
野山の奇観、奇景は確かに美しいけど、実は農家の風景も大好きなのだ。
土壁と屋根瓦のやるせなさが何とも言えずにええ感じだ。
この風景は覚えておいて何かの絵の中に入れ込もう。
と言うことで、これを書いてる頃作成中の屏風の絵の一部に描き込んでみた。
又、何かの機会に見ていただけたら幸いだ。
山道を走り抜けると麓の村に入る。そのころにはポツポツと雨が降って来た。
この村を抜け切ったら馬市とか牛市とか昔市が立っていたらしい地名の場所が
あるんですよ、今日も馬市のとこで露天の市が立ってるみたいとガイドさんが
教えてくれたんで、さっそく皆で行きたい、行きたいと叫んでしまった。
道路脇にバスを停めて、集落外れの市のあるという方角を目指す。
道路脇にはもう果物屋さんが店をだしている。
近くから大きな声で軽快な歌声が聞こえる。露天の靴屋さんがスピーカー付きの
携帯CD機かなんかで景気をつけているのだ。やかましい。けどしょうがない。
どんどん奥へ入っていこう。
果物屋さんが目立つなあ。
おや、珍しい、これは柘榴屋さんではないか。
今時日本で見ることは殆ど無い。真っ赤に熟れた柘榴を絵に書くのは昔から良く
知られた画題だ。2個ほど買って帰ってスケッチしておこう。
野菜もうまそうだ。
生のものは買って帰られへんし、値段は安いかもしれんけど重さと嵩が大変だ。
スーツケースが満タンになって何も入らへん。
しかし、そそるなあ。
こういうのは見てるときりがなく面白い。
ついつい時間が経つのをわすれてしまう。
同行の仲間達もついつい色々買ってしまったようだ。
日本のどこの町でもありそうな朝市風景にとても似てる。
こんなんええですなあ。
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ありがとうございました。