中国で買った22年モノの紹興酒の話

今回の中国旅行の最終日に上海の老西門のあたり、里弄(リーロン)といわれる
昔ながらの裏町長屋みたいなところの真っ只中にある「孔乙己酒家」に行った。
孔乙己と言うのは言わずとしれた魯迅の小説のタイトルでその主人公の名前だ。
毎日、居酒屋で入り浸ってるルンペン文士みたいな男で、お客に酒をねだって
呑んだくれている。そういう世界を再現するような感じで魯迅の故郷、紹興には
「咸亨酒店」と言う店があるけど上海にはこの店がある。噂によると、「咸亨酒店」
と言う店もできてるらしい。お互いにどう言う関係かはようわからんけど、魯迅
の名声を利用してることだけは確かだ。
まあそんなことはどうでもよくて、料理と酒が上手ければ何の問題もないわけで、
確かに料理は老紹興料理やら老上海料理をくわせて、それがもちろん約束通りの、
甘い料理のわけではあるんやけどその甘さが紹興酒のコクから発生するような
甘さであって結構おいしい。もちろん小説に出てくる茴香豆も用意されていて、
美味しいというよりは気分に浸ることができるようになっている。今回この店に
行ったのは料理を食べたいということももちろんあるんやけど、ここの紹興酒が
また、格別においしいという目的もあった。小説の呑んだくれを彷彿とさせる
ように量り売りの紹興酒がおいてあって、それが普通以上に甘ったるくて、わしも
含めて普通の酒飲みやったら敬遠してしまうほどなんやけど、意外とコクがあって
濃厚で奥が深い風味があってとても美味しいのだ。22年モンという上等の酒で
あったせいもあるけど、それが結構安かったんで、もちろん店のなかで大量に
呑んで食ってした想い出話は別の機会にブログの流れでするとして、その時に、
その量り売りの紹興酒を持ち帰りできるということで、瓶につめてもらって日本に
持って帰ったのだ。

sake161213

750ml用の瓶はこんな感じ、瓶やし、わりとしっかり蓋ができる構造になってる。
この上からテープを巻いて、これで安心と思ってたら、それでも僅かに漏れていた。
もう一つは1リッター、なんの事はないごく普通のペットボトルではないか。
これでは心配と、口にテープをしっかり巻いた。それをビニール袋に二重に入れて
さらにテープで巻いてスーツケースにいれて持って帰った。
帰り道でスーツケースをさわるとちょっと外側が水っぽい。ええ匂いもする。
恐る恐る家に帰ってスーツケースを開けたら甘い匂いが一杯に広がった。こりゃあ
あかんわ、漏れてるやんか、服や下着や本なんかがビチョビチョになってる。
厳重に漏れ防止をしたつもりやったけど、ペットボトルは柔らかいし、わしの
スーツケースも柔らかいんで、上から力がかかったらペットボトルがポンプの
ように中の紹興酒を外に押し出して、逃げ場がなくなった液体がビニール袋の
すきまから押し出されたんとちゃうやろか。
ペットボトルの1/3以上が消えてしまった。

sake161213-2

服はすぐさま洗濯、本やモノ、スーツケースは陽に晒して干したけど、いつまでも
匂いが消えへん。
今度からは、しっかりした入れ物を日本から持っていかんとあかんと猛反省。
(まだ買う気充分なのだ)
当分紹興酒の匂いに浸りながら、酒を呑んで暮らすことになる。
何の酒をのんでも紹興酒酔い状態。

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ありがとうございました。