九度山暮らしのある日、町石道を歩く-05、矢立茶屋から

やっと矢立に着いたらしい。ここは高野山に登る道、花坂の方へ下る道、九度山
の方へ下る道と三つの自動車道が交差するところだ。ちょうどええところに矢立茶屋
がある。昔からやきもち屋さんとして知られていたはずなんやけど、店が閉まって
閑散としてる。もしかしたら今日は定休日なんやろか。
幸い、手前の広場にテントが張ってあってベンチもあって休憩できるように
なっている。この雨の中やととてもありがたい。ここで休憩させていただこう。

yatate161120-1

さて、ここまでどれくらいかかったやろ、時計を見ると12:20、4時間50分
かかったことになる。標準タイムぴったりだ。まあ頑張ったことになるか。
ここで一休みして昼飯にしよう。矢立茶屋が開いてたら、ここであったかいもんを
食おうと思ってたけど、念のために持って来た弁当が役にたつ。

yatate161120-2

田舎の朝一番のコンビニで弁当を買うとなるとあんまり中身は期待できへん。
これくらいがちょうどええんとちゃうやろか。腹が減ってるんで一瞬で食って
しまった。広場のトイレに行って、さてがんばろう。

yatate161120-3

ここに着く直前の町石が61町やったから、この交差点にあるのが60町、丁度
残り1/3ということか、どうもここからが急登みたいだ。不安やなあ。

yatate161120-4

いきなり結構きついぞ。

yatate161120-5

結構ひいひい登る。このあたりで降ってくる人とすれ違った。
「雨ですなあ」といいながら去って行く。この方は下るばっかり、わしは登る
ばっかり。
しばらく頑張ってると、「袈裟掛け石」というのに出会った。

yatate161120-6

弘法伝説はさすがにこのあたり濃厚だ。

yatate161120-7

ここをくぐれって? そりゃ無理やろ、この雨の中、試す気もしいへん。
つぎは押上石、

yatate161120-8

こういうのを見ながら息を整えるのがええんかもしれん。

yatate161120-9
道も少々歩きやすくなってきた。急登もなくなってきた。

yatate161120-10

おや、雨水につられて沢蟹が動き始めてる。

yatate161120-11

踏まんように気をつけよう。
とうとう44町になった。

yatate161120-12

気持ちは早くもカウントダウンを始めてる。
雨はまだやまない。

yatate161120-13

おや、又、自動車道に遭遇、車に気をつけて横切ろう。

yatate161120-14

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。
にほんブログ村 旅行ブログ アジア旅行へ
にほんブログ村

ありがとうございました。