京都、東山三条界隈には中国人の経営する中国料理屋さんが意外と沢山ある。
実は意外では無いのかもしれん。かくゆうわしらの水墨画の先生も中国人だ。
その水墨画の勉強の帰りには昼飯を同学の友たちと食う。中国の気分になって
る時は中国飯がいい。いつもはごく近辺で済ますけど、たまにはちょっと足を
伸ばそう。神宮丸太町あたりに美味しい餃子屋さんがあるらしい。
東大路通りを北へ北へと大分歩く、もう二条通りを過ぎてしまった。次の信号
の向こうに怪しげな看板がみえる。あれやな。
間口はかなり小さい。中もかなり小さい。中国人のご夫婦がやってるみたい。
カウンター数席かな? 奥にも座敷があるのかな?
しかし、微妙に席がない。暫く待とうとするとお客さんが席をずらして、わし
らの分を作ってくれた。
ありがとう。
ではメニューを見てみよう。
殆ど水餃子やね。期待できるかも。
本日の水餃子って何やろ? 下げ札見ろって書いてるけど下げ札がわからん。
しかも、どうやらご夫婦とも殆ど日本語ができへんみたい。
注文伝票が目の前に出てきた。番号を書けという。
えらいディープやんか。こんな店大好きだ。
本日の餃子を表まで見に行くと、「わさびリーフ」とある。座先の横に、無農
薬の野菜を使ってると書いてある。
こういうこだわりもいい。
では、わさびリーフ600円と炒飯500円、それにザーサイ250円の味も見てみたい。
まわりを見渡すと、日本人ばかり、日本語の喋れない店主とのとりあわせがと
ても面白い。このごろはどの店に行っても中国語系の旅行者のお客がとても多
いけどこういう店は中国にいくらでもあるんでわざわざ観光に来てまで入りた
くないと思ってるんとちゃうやろか。それやったらとても良い店を見つけたと
いうべきではないか。
目の前でおっちゃんが鍋を振って炒飯を炒めている。小気味のいい音がしてきた。
美味しそうだ。
ハラリと良い具合に仕上がっている。食感がとてもいい。難しい具は何も入っ
てないけどタマゴ炒飯がおいしいのがその店の美味しさの鍵だと聞いた事があ
る。量がちょっと少ないのはわしにはちょうどええけど、若い人には満たされ
にくいかな?
ザーサイもとてもおいしい。存在感のつよい味がする。ちょっと塩味がきつい
んで炒飯と一緒に食べたらちょうどいい。
水餃子は茹で上がるのに当然ながら一定の時間がかかる。
見た目が透明感があって美しい。味はもちもちとして美味しい。具材の微妙な
味わいはわからんけど、皮がおいしいのは中国のおいしい餃子の特長だ。無農薬
野菜の安心料がちと高めの価格設定なんやとしたら、まあこれでええんかと思う。
言葉は殆ど喋れないけど、一生懸命さがとてもいい。
応援したくなる店とご夫婦だ。
又、時々来て見よう。
早速再訪して、同じモノを食べた。
とても美味しかった。
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ありがとうございました。