篆刻の勉強で西院通いは相変わらず続いている。終わったら友人達とランチに
行くのもあいかわらずだ。しかし、新しい店のネタもそろそろ尽きたと思える
事が多いんで、おのずと再訪となる。
再訪の店で多いのがこの店だ。
近いからというのもあるけど、安くておいしいのだ。
それに昭和の香りが色濃いこの店はとても居心地がいい。
四条通りを西大路方面から御前通りまで歩いて南に曲がる。最初の交差点、綾
小路通りを左に曲がる。小さな川をわたるがそれがほりこ橋でその目の前に、
「ほりこばし」というお店がある。
いつ来てもひっそりしてるけど、閑散としてるわけではない。常連さんがぽつ
ぽつと入って来る。「いらっしゃい」と元気な声がかかってお店が動きだす。
わしの友人達も含めて、殆ど人が麺と炊き込みご飯のランチセットを注文して
はる。とってもお得やし、とってもおいしいのだ。
何も特別な事はないし、何もすごい材料を使ってるわけでもない。行列をする
ような珍しいものもない。ひたすら普通のうどんとごはんを丁寧に作って供し
ているだけのことが妙に暖かい。
そういう店だ。常連さんになるほどは来てないけど、何時までも続いて欲しい
と応援したい店だ。
わしはこの日はカレーうどんにした。
これに炊き込みご飯をセットするとカロリーが過剰すぎる。
いかにもという昔ながらの京都のカレーうどんだ。玉ネギを刻んでお肉を少々
入れただけ。なつかしいカレー味の奥にちょっとだけピリッとスパイスが通る。
山椒をいれると味が一気に引き立つ。うどんはあくまでも柔らかく細身だ。こ
れがにゅるっとして美味しい。
やっぱり昭和の味わいだ。
ここで和んでいると話も弾む。
篆刻の話やら旅行の話やら、絵の話やら、なんやらかんやらわけがわからんけ
ど居心地がいい。
ご馳走さんでした。
又来ます。
前の記事は下記です。ご覧下さい。
京都、西院、「ほりこばし」の天麩羅うどん定食
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ありがとうございました。
