西院で篆刻の勉強が終わった後、いつも仲間と昼食に行く。出来るだけ近いと
こがいい。でも、もうこの近辺は行き尽くしたかなって思うけど、やっぱり未
だあると言うのが面白い。
四条通りを西院から東に進む。御崎通で南に曲がって、踏切を渡ったら最初の
信号のある交差点、つまり綾小路通を東に曲がって川を渡ったら右手にある。
この川にかかってる小さな橋が「ほりこばし」って書いてあった。
この辺に住んでいたという人に聞いたら昔からある店らしい。若い頃はよく行
ったって言うてはった。
昭和の香りがするええ感じの店だ。
中もそのまんままの風情が漂っている。ようこんなとこにこんな店があったも
んだと思う。
店主さん曰く、昔はこのあたりは染色工場が沢山あって、そこで働く人たちが
沢山来てくれてはったらしい。今はそういうところが全部なくなって、お客さ
んはさっぱりやと言うことだ。
殆ど常連さんばっかり来られてる店のようだ。
メニューを見ると蕎麦かうどんにかやくご飯をセットした定食がある。
天麩羅うどんの定食で７５０円と書いてある。えらい安い。
それを頂こう。
待ってると、おっちゃんがじゅうじゅうと天麩羅を揚げてはる。
ええねえ、揚げたてを頂ける。
うどんは細身で京都らしくにゅるっとしてる。薄味でおいしい。
天麩羅はエビ天が一つだけやけど、この値段やからこれで問題はない。
かやくご飯も優しい味でとてもおいしい。
結局再訪して又同じモノを頂いた。
懐かしい味のうどんとかやくご飯だ。
お勘定の時、１０００円渡したら３００円お釣りをくれた。
ランチタイムは５０円引きなのだそうだ。
こんなんでええんやろか。
ご馳走さんでした。
こういうお店、いつまでも頑張って続けて欲しいなあ。
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ありがとうございました。