ミャンマー紀行、祈りと優しさに出会う旅-46、オールドバガンに向かう

飯を食って元気が出たけどビールを飲んで動くのが面倒にもなった。ほどほどに
たらたらとオールドバガンの方に向かって電動アシスト自転車を走らせてみよう。
なぜか人の気配が濃厚だ。

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自転車で簡単に通り過ぎようとしても人の熱波の圧力風が吹いてくる。

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確か昨日、アーナンダ寺院へ行った時に、年に一度の大きな祭礼が迫っている。
そのために全国から信者が集まってくる。しかもこのあたりに小屋掛けして寝泊り
しながらその日を待つんやとガイドさんが言うとった。

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もしかしたらそれがこれなんか?

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昔のアメリカの西部劇じゃあるまいし、こんな荷車を引いてどこから来たんやろ?
確かに木の陰はいくらでもある。ロープとシートで簡単にテントも張れそうやし、
キャンプ感覚でバーベキューなんかして意外と快適かもしれん。しかし、水は
どうなってんやろ?
洗濯してるし、
炊事もしてるようだ。してみると水はどっかにある?
ではトイレは? まさか? いやようわからん?
それにしてもこの牛の群れは何なんや?

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インドやネパールでも牛はよく見かけた。仏教では牛は神聖な生き物らしいから
大事にされる。それで道の真ん中でも悠々と歩いているのはわかる。けど、ここに
いてる牛たちは、まさかこの人たちが連れてきた?
もちろんアメリカの西部劇のように食べるために牛を連れて歩くんとはちゃう。
多分、この荷車を牛が引いてきたんやと思う。さすらいの馬車ではなくて、牛車な
のだ。そう考える簡単につじつまがあう。
ホテルなんかに泊まらんとこうしてテント生活で祭礼の日を過ごすためにこんなに
たくさんの人たちが集まっている。
集まってお祭りをやるという状況のわりには、高揚やら興奮やらが盛り上がってきて
エキサイティングで危ない雰囲気にないなっていくというのはあまり無いようだ。
そういうたぐいの祭礼とは趣旨が違うんやろと思う。
寺院からは絶え間なく読経の声がスピーカーから聞こえてくる。これも昨日目の当
たりにしたけど、予め録音したのを流してるんと違って僧侶が交代で読経してはる
のだ。
こういう生活も楽しいかもしれん。

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きっと耐えられへんかもしれんけど興味は大いにある。
で、オールドバガンに入る城門までやってきた。

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友人がえらい遅れてる。
電動アシスト自転車は、電池が切れてくるとえらいことになる。今までモータの力
で自転車を楽に漕いでたのが全部自力でやらんとあかんようになる上に、モータの
負荷まで加わって、さらに自転車の重さも加わって、唯の自転車漕ぎ以上にしんどく
なるのだ。わしはこれを聞いたことがあったんでわりと慎重に吹かしてたんやけど、
友人は知らずにブイブイやってたらしい。途中で急に足取りが重くなって踏めども
前に進まずという事態に陥ったらしい。
汗まみれでやっと到着した。
これはいかん、わしものじきにそうなるやろ、時間もほどほどやし、オールドバガン
には深入りせんとホテルまで戻ろう。

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ありがとうございました。