(注:これは震災の直前にネパール旅行をしたときの旅行記です。一日も早い
復興を心より祈念致します。)
だんだん道が分かり難くなってきた。
不安になって聞きまくる。中々人に出会わないけど出会った人は快く教えてく
れる。わしらはひたすらナマスティを繰り返すだけ。
で、道は寺院の中へ入っていくようなのだ。参道のようになってきた。
お寺がありそうだ。
地図にもお寺があると書いてある。
やっぱりあった。
仏教のお寺なのかヒンズー教のお寺なのかはようわからん。
地元の人もお参りにきてはる。
その向こうに一気に下る階段がある。
どうもこれが道らしい。長く歩いた後でこの階段は結構つらい。足がガクガク
してきた。それでも降りんとしょうがない。
下の方にバス停が見えてきた。
やった! Telkotに到着したらしい。
地図でみると道が逆U字形に湾曲した根っこの場所にあたるところだ。
ナガルコットからここまで、バスかタクシーで来たら30分もかからへん。
楽してこれたはずやった。しかし、それでは得られへんとても貴重な歩き旅を
させて頂いた。
ちょっと一休みしよう。
バスが右からも左からもやってくる。交通の要所だ。
バックパッカー達も集まっているようだ。
と言いながらも座るところもないんで、早々に出発しよう。
チャングナラヤンは地図によると、この分かれ道をすぐに右に曲がるんではな
くて、ちょっと左にいってから右に曲がる分かれ道がある。
注意せんと間違えそうだ。
念の為にこの辺の人に聞いてみる。やっぱりそうだ。
ここからチャングナラヤンまでは間違えようがない一本道のはずだ。
ゆっくり歩いていこう。
さっきのTelkotが眼下に見える。
だらっとした上りが続く。
道もかなり広い。途中で欧米人のご夫婦に出会った。わしらよりはちょっとだ
けご高齢みたいだ。いやもしかしたら若いかも知れん。
ちょっとだけ声をかけたらオランダから来られたらしい。
足が速そうやけどゆっくり歩いている。もしかしたら、あんまり見知らぬ人と
同行したくないんかもしれん。自分たちだけでゆっくり歩くことを楽しみたい
ようだ。
ではおかまいなくと言う事で。
Telkotからは尾根道というよりはひたすら山の中の上りが続く。
険しくは無いんでのんびり歩ける。
先程の道よりは人の気配が少ない。
山を登りつめると眼下に今迄とは違う谷が見えてきた。おおきな街もありそう
だ。あそこは何と言う街なんやろ?
チャングナラヤンはもうすぐなんやろか?
ここからは一旦下って、又上る。
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ありがとうございました。