先日、東洋陶器美術館に行った。
「またか」というほど良く行っている。陶磁器が好きだということもあるが、今回は
川を挟んだ向かいにある鰻屋に行くのが目的だった。
ついでに鰻屋に行けるように東洋陶磁に行ったというえらいまわりくどいたくらみだ。
鰻屋の話は、又日を改めてすることにしよう。
それで、車を止めて、鰻屋の前を通って、ついでに予約してから、橋を渡った。
そしたら、えらい人が集まっている。
「なんやろ?」と思ったら、皆画の道具を持っている。
「写生大会かな?」
水彩あり、油ありという感じだが、今はまだ下絵のスケッチ段階の人が殆どだ。
「今日は天気がええからなあ」と思いつつ横目でみながらとおる。
暑いといえるくらいの日差しなので皆さん半そでだし、帽子は必須だろう。
橋を渡る段階でびっしり人がいる。
イーゼルを立ててる人がいるし、膝の上に画板やスケッチブックを抱えて描いている
人もいる。地面において座りこんで描いている人もいる。
橋を渡ると更に人が多い。殆どが中高年の人のようだ。中には若い人もいる。
その中を縫うように、女性が回っていて、何か指導をしているようだ。
「絵画教室か文化クラブ」みたいなもんかもしれない。
さすがに水墨で描いている人はいないようだ。
それはどうでもいいのでちゃっちゃと美術館に入ろうとしたら、もう一つ別の人だかり
を見つけた。
こっちは野菜や漬物などなどを売っているようだ。
特にどの地方から持ってきたとか、何かのイベントとか銘打っているようでもないので
何のことかよくわからないが、賑わってはいる。
食いもんのことだから一応確かめておこう。
それでまあいくつか買ってしまった野菜をぶらさげて美術館に入る。
こういう時にロッカー代が唯なのがありがたい。
100円入れるが後で返ってくるのだ。
今回は「水注の企画展」だ。
やはりここは李朝のいいものがある。素朴な味わいがあって奥が深い。
「よかったらボランティアの解説がありますが」
とお誘いがあるが、
「今日はちょっと時間がないので」
(鰻を食いに行かんならんのや)
やっぱり東洋陶磁は目の保養になるし、勉強になる。
中央公会堂で写生大会
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中国貴州の蝋結染