さて、ホーチミンで夜が明けた。
旅に行って心と体に余裕があったら、簡単に言えば二日酔いでなければ、そし
て治安面で心配がなければ、出来るだけ朝の散歩をするようにしている。それ
に40度近い気温になるホーチミンでは朝早くが皆さんの憩いの時間のようなの
だ。というても、食堂や屋台めしはまだ開いてないような気がする。
もしかして美味しそうな店があったら食ってみたいとは思う。
出勤前のサラリーマンがちょっと寄って食べて行くようなとこが。
まあ、とりあえず街にでよう。
もう朝が動き始めてる。
通勤も始まってるのか?
そうそう、こんな店なんやけど、食いたいもんがない。
言葉がしゃべれたら話して作ってもらえるんやろけど。
まだ6時半ころやのに・・・バイクがもう・・
街角も忙しい
歩いてるうちに教会まできた。
ベトナム戦争にまつわる話があちこちにあったはずやけどもう忘れた。
教会の横に郵便局がある。中央郵便局らしい。
こんな時間でも、もうオープンしてる。
ホーおじさんがこっちを見てる。
やっぱりホーチミンは朝から元気やわ。彼らのパワーに圧倒されたのかどうか、
わしらは何かおかしい。歩くのがしんどい。息がしんどい。食べ物屋さん見て
も食欲わかへん。
急速に気温が上がってきたようなのだ。朝の7時頃やちゅうのに恐らく40度ほ
どもあるんとちゃうやろか。友人の顔をみたら汗をびっしょりかいている。
もしかしたらやばいことになりつつあるんちゃうやろか?
熱中症にかかりつつあるんとちゃうやろか。
余裕で街の風景を見てる場合と違いそうだ。
一刻も早くホテルに戻らんとやばいんとちゃうやろか?
一目散にホテルを目指す。それでも来た分だけ帰らんとあかん。気持ちは焦る
けど体が動かん。
やっとホテルに着いた。
エアコンを浴びてほっと一息つく。今日のホテルは朝飯が付いてた。しかし、
すぐには食うきがしいへん。それにこの後、長時間バスにのってプノンペン迄
行かんとあかんのだ。
大丈夫やろか? 自信なくなってきた。
取り敢えず部屋で一休みして、ホテルの朝飯食って元気だそう。
ビュッフェスタイルの朝飯だ。
飯食ったら大分元気になった。
ちょっと買い物でも行ってみよう。
恐る恐る。
試しに。
バスにのる元気なくなったら大変や。
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ありがとうございました。