四川の緑茶

今は鉄瓶の育成中だ。月曜日に紹介した鉄瓶を綺麗にして飲めるようにしないといけない。
時間をかけていろいろ育てていると楽しい。
その話は又別途することとして、結果的にそろそろこの鉄瓶の水は飲めるのではないかと
いうところまできた。
それならば試してみないと行けない。
茶が格段に旨くなるという話だ。
しかし、烏龍茶などは鉄瓶の水の力に負けてかえっておいしくなくなるという事だ。
緑茶や紅茶、プーアル茶、コーヒ等がいいという。
せっかくやから中国茶で試してみたい。身の回りを探してみると、最近は烏龍茶に凝っていた
ので、緑茶が見当たらなない。
「確かあったはずや」
前に中国の友人にもらった、四川省の緑茶があったはずや。
探すと、「あるある」
「緑毛峰」と裏返すと、「私の家郷、私の茶」と書いてある。
普段飲みの家庭的な茶かもしれない。
「これで試してみよう」
さっそく鉄瓶に水を入れる。といっても水道水そのままだったらやっぱりカルキ臭かった。
「アルカリイオン水にしよう」
手順通り、一杯目は茶葉を洗って捨てるのだ。二杯目はたっぷり湯を入れて、ゆっくり
蒸らす。急須の上からも湯をかけて念入りに蒸らす。
「さて、味はどうだ」
「旨い。甘い」
大抵は先入観のなせるわざであろう。しかし、茶は好い味だ。あじがしっかりしている。
繊細ではないが、美味しい。そしてほのかな甘みがある。
「このお茶おいしいわ」
普段飲みの茶にしてはなかなかいけるではないか。
鉄瓶の水のせいかどうか確かめてみないといけない。
次の一杯は、普通のアルカリイオン水を沸かしたやつだ。
「確かに旨い」しかし、気のせいかもしれないが、鉄瓶の方が味が少ししっかりしていて
甘みが強い気がする。お湯も少しであるが黄みを帯びているので、アルカリイオン水が
鉄を溶かしているのだろう。
「これは体にもええはずや」
「このお茶は新たな発見やな」
鉄瓶の湯で淹れる茶も旨いと言う事がわかった。コーヒや紅茶でも試してみないといけない。

tya100604-1 tya100604-2

毎週金曜は酒や茶に関する話です。