ダーウィンの旅プラスあじあを少し-13、朝の街角

ダーウィンの街にはアボリジニの人達が沢山いる。元々の先住民族だったらし
からあたりまえなんやろうけど街角の色んなところで目に付く。
殆どの人は働いているようには見えない。わしらのような通りすがりのものに
は詳しい事情はわからんし、色々くちばしを挟む資格もないけど、ちょっと気
になる。公共的にはかなりの支援を受けているらしい。
しかし、どの人の顔を見ても必ずしも幸せそうには思えない。
優しそうな表情豊かな顔をしてる人が多いけど、どこか陰があるように思える。
聞きかじった話によれば、彼らは普通の住宅に住むのをとても苦手としている
のだそうだ。野や山で自由に暮らしていたDNAには扉や壁が馴染まないのだそう
だ。それに個人の持ち物やお金という考え方が馴染まないと言う。だから、働
いてお金を儲けようとか思わないのだそうだ。
自由自在に暮らしてはったんやからなあ。
難しい問題やなあ。日本でも同じような問題があると思う。

asa150806-1

ちょうどわしらが、又、同じカフェで朝食をとってた時だ。
向こうから長身のアボリジニらしき人がやってきて、何か言う。よう聞いてみ
たらお金をくれと言ってるみたい。物乞いやら何やらようわからん。
「いくら?」って聞くと「3ドル」って言う。
ダーウィンに来てみるとかなり物価が高いなあって感じがしてる。感覚的に
日本の1.5倍から2倍ちかい。物乞いするときの要求額もやっぱり物価スライド
なんやと思う。少々の金では水も買われへんと言うことだ。
わるいけど断った。
何度か手を出したけど、特に文句を言うでもなく立ち去りはった。
裸足で。
殆どのアボリジニの人は街中でも裸足で歩いてはるようだ。靴なんか面倒なん
やろね。足の指はとても大きくて逞しい。
特に媚びるでもなくねだるでもなく、淡々と君は私にお金をくれるべきではな
いのかという感じであった。
他の席もまわってはったけど誰もお金はあげてない。
昨日の朝は、スーパーで買ったパンとチーズの果物をホテルで食った。
今日もそうしようかなって思ってたけど、あんまり暑いんでエネルギー補給が
必要やんかお言う意見がでて、又同じとこに来たのだ。

asa150806-2

珈琲を飲みながら、
朝食セットをいただく。

asa150806-3

それにしてもカロリー高そうだ。こちらの人もアメリカ同様、結構太った人が
多い。あたりまえやわなあ。
先程の出来事がかなり心に残ってはいるが、腹が減ってたので完食。
朝はいつものように散歩をして帰る。

asa150806-4

毎回少しだけコースを変えているけど、変わり映えはしない。

asa150806-5

今日も暑い一日が始まりそうだ。

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。
にほんブログ村 旅行ブログ アジア旅行へ
にほんブログ村

ありがとうございました。