ダーウィンの街にはアボリジニの人達が沢山いる。元々の先住民族だったらし
からあたりまえなんやろうけど街角の色んなところで目に付く。
殆どの人は働いているようには見えない。わしらのような通りすがりのものに
は詳しい事情はわからんし、色々くちばしを挟む資格もないけど、ちょっと気
になる。公共的にはかなりの支援を受けているらしい。
しかし、どの人の顔を見ても必ずしも幸せそうには思えない。
優しそうな表情豊かな顔をしてる人が多いけど、どこか陰があるように思える。
聞きかじった話によれば、彼らは普通の住宅に住むのをとても苦手としている
のだそうだ。野や山で自由に暮らしていたDNAには扉や壁が馴染まないのだそう
だ。それに個人の持ち物やお金という考え方が馴染まないと言う。だから、働
いてお金を儲けようとか思わないのだそうだ。
自由自在に暮らしてはったんやからなあ。
難しい問題やなあ。日本でも同じような問題があると思う。
ちょうどわしらが、又、同じカフェで朝食をとってた時だ。
向こうから長身のアボリジニらしき人がやってきて、何か言う。よう聞いてみ
たらお金をくれと言ってるみたい。物乞いやら何やらようわからん。
「いくら?」って聞くと「3ドル」って言う。
ダーウィンに来てみるとかなり物価が高いなあって感じがしてる。感覚的に
日本の1.5倍から2倍ちかい。物乞いするときの要求額もやっぱり物価スライド
なんやと思う。少々の金では水も買われへんと言うことだ。
わるいけど断った。
何度か手を出したけど、特に文句を言うでもなく立ち去りはった。
裸足で。
殆どのアボリジニの人は街中でも裸足で歩いてはるようだ。靴なんか面倒なん
やろね。足の指はとても大きくて逞しい。
特に媚びるでもなくねだるでもなく、淡々と君は私にお金をくれるべきではな
いのかという感じであった。
他の席もまわってはったけど誰もお金はあげてない。
昨日の朝は、スーパーで買ったパンとチーズの果物をホテルで食った。
今日もそうしようかなって思ってたけど、あんまり暑いんでエネルギー補給が
必要やんかお言う意見がでて、又同じとこに来たのだ。
珈琲を飲みながら、
朝食セットをいただく。
それにしてもカロリー高そうだ。こちらの人もアメリカ同様、結構太った人が
多い。あたりまえやわなあ。
先程の出来事がかなり心に残ってはいるが、腹が減ってたので完食。
朝はいつものように散歩をして帰る。
毎回少しだけコースを変えているけど、変わり映えはしない。
今日も暑い一日が始まりそうだ。
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ありがとうございました。