昆明駅前の朝は早い。
まだ旅の途中ながら一泊したという中途半端な気持ちのまま朝を迎えた。
先は長いのにこんなとこでうろうろしててええんやろか?
カトマンズに飛ぶのは14:30だ。えらい長いトランジットだ。まだ時間はかな
りあるんで朝飯を兼ねて辺りを見学してみよう。
昆明空港はインドやネパールバングラデシュその他アジアの各地に行くハブ空
港になっているようやけど、昆明駅も雲南省の中心で各地から離合集散するハ
ブ的な駅ではないかと思う。
いろんな人が駅から降りてどっかに行くし、又別のどっかに行こうと駅を目指
して集まってきているようだ。
そやから食べ物屋さんもたくさんある。
屋台も一杯出ている。
こんな屋台でちょっと買ってパクッと食ってもええんやけど肝心のカトマンズ
を前にしてお腹こわしたら何にもならん。慎重に行こう。
鶏の足を真ん中に鎮座させた1人鍋がはやりなんかなあ?
具は違うけど、西安の裏町で食べた砂鍋に似ている。あれは美味かったなあ。
これはおかず屋さん。
ご飯の上に色々載せてもらって食べるのだ。
見学がてらうろうろ回ったけど、無難そうなところで落ち着いて朝飯にしよう。
無難の基準は、店舗があって水回りがちゃんとしてそうなとこ。
衛生的にある程度問題なさそうなとこ。
客が多いとこ。
これは食べた帰りに撮った写真。重慶農家飯店と書いてあった。
おばちゃんはご機嫌やけど、「写真撮ったらだめだめっ」言ってはった。
入り口にスープの大鍋がぐらぐらしてたんでそれに惹かれて入ってしまった。
粥もあるらしいけど取り敢えずスープでええとしょう。
どちらも熱々でおいしい。
横を見たらこの店もおかずやさんをやってた。
例えば、二葷二素って言うたら、葷(肉や魚の料理)二種類と素(野菜料理)
二種類で15元(約300円)と言うことだ。葷とは「葷酒山門に入るを許さず」の
葷と言うわけだ。安いと思わんではないけど昔はもっと安かった。
ここでも物価高になってきてるんやねえ。
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