10人いると、ホテルをチェックアウトするのにも時間がかかる。朝のフロント
はチェックアウトする人やチェックインする人でごった返していて、唯でさえ
やかましい中国風のやりとりでこっちまでパニックになりそうだ。何せ全部の
部屋の確認が済まないとデポジットのお金をキャンセルしてくれへんので気長
に待たんとしょうがない。待ってる間に仲間達が全員のスーツケースを預けて
くれたんで段取り良くはこんだ。チャーター車とガイドが来るのを待って出発
だ。上海から蘇州までは今では新幹線やったら20分くらいで行ってしまう。
しかし着いてからあちこち回りたいし、一泊して少し離れた木渎と言うところ
にも行きたいんでやっぱりチャーター車が必要なのだ。
後でよう調べたら蘇州にも地下鉄がちゃんと通ってる。前に来たときあちこち
工事中やったから最近出来たんかもしれん。新幹線の駅から中心部までも通っ
てるし、木渎までも行ってるみたいや。上手に使ったらここも新幹線で来た方
が色々簡単に動き回れるかもしれん。
上海から蘇州までは車で2時間弱。朝晩の渋滞にかかれへんかったらもっと速く
行けるんやろ。昔、雪の中を数時間かけて帰ったこともあることを考えたら夢
のようだ。
最初は拙政園に向かう。
拙政園は私家園林の名園の一つだ。中国では皇帝が作った皇家園林と言うのが
あって、例えば、北京の頤和園とか承徳の避暑山荘とかがあるんやけど、蘇州
のここと留園というところが中国四大名園と言われているのだそうだ。
皇家園林と言うのは皇帝が作っただけに信じられへんほど大きいんやけど、そ
れに肩を並べる私家版があるというのがすごい。勿論どれも世界遺産だ。
てな事を、ガイドさんがわーわー言うんでやかましい。いつもはガイドさんな
んか頼まへんのやけど人数が多いんで効率的に回りたいし、たまにはきちんと
説明聞くのもええんかなって思ったのだ。しかし、このガイドさん。見晴らし
の悪いとこでもしゃべりだしたら止まらへん。
おしゃべり好きなんか、自分の言葉に酔うてはんのか?
せっかく綺麗なとこに来たんやから歩きながら聞いたほうがましだ。
それにしても人が多い。
ガイドさんもやかましいけど、観光客もやかましい。
中国の人って皆さん声大きいんやねえ。
折角の静謐な景色も、この賑やかさでは印象がぼけてしまうやんか。
ここでも紅葉していてなかなか美しい。
しかし、日本の紅葉に比べて深みが乏しいような気がするのは、寒暖の差が少
なすぎるのか、やかましさのせいなんかようわからん。
それはともかくお金持ちの家は限りなくお金持ちのようだ。
さりげなく置いてある家具も今ではものすごい価値があると思う。
さて、最初の1個だけでも大分時間を食ってしまったんは、ある程度、ガイド
さんのおしゃべりのせいでもあったんではなかろうか。
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ありがとうございました。