マレーシアへ行こう!(リニューアル編)44-ロロ・ジョングラン寺院。

9年前に書いた旅のブログをリニューアルします。文や写真、その後の気持ちや情報なども追加、リニューアルしてみたいと思ってます。

 

ロロ・ジョングラン寺院。

車は又郊外にしばらく走って大きな公園みたいなとこに着いた。

沢山のストゥーパが見える。

ストゥーパを見ながら妖しいお姉さんも休憩してはる。

ここは、プランバナン寺院群と言う広大な遺跡公園の中心にロロ・ジョングラン寺院と呼ばれる寺がある。仏教ではなく、ヒンズー教の寺院だ。

インドネシアがオランダ領の頃にオランダ人によって発見されたらしい。その後放置されてオランダ人によるお宝の盗掘なんかが盛んにされてたけど、イギリス領だったころ、ラッフルズ卿の指示で発掘、修復などが始められたという。

1930年代から本格的な復元が始まったが、損壊と盗掘が激しく、復元は捗々しく進んでいない。その後も、火山噴火の為に何度か倒壊して、復元作業を妨げている。

特に2006年のジャワ島中部地震、2010年のムラビ山の大噴火で大きな損害を受けている。

大地震の頃の様子を写した写真がパネルになって展示されてる。

精巧に彫塑された、或いは石組みされてたものが継ぎはぎされ、或いは修復ままならず野晒しにされているのは痛々しい。

それでも、主要な聖堂、祠堂の復元が進んでいる。

ブラフマー堂、シヴァ堂、ヴィシュヌ堂などだ。

石をピラミッド上に組み上げた大きなストゥーパが伽藍のように配置されている。

全体が大きな公園になっている。

この木はゴバンノアシというやつらしい。南方の植物。有毒だって。

あじあん

では、いくつかの祠堂を見学させていただこう。

ただの石積みのストゥーパではない。精巧な彫刻がある。

とても面白い。

入り口にも。

中は暗いんで見え難い。

ヒンズーの神様たちがいてはる。

とても精巧だ。

外にも同じような神様たちが。

こういうのはラーマヤナの物語に出てくるんかなあ。

知らんけど。

あじあん

次の祠堂に入る。

ここも暗くてほとんど見えへん。

とても印象的な多面の神様。

これは素晴らしい。

あたりは、まだまだ修復途上ですなあ。

あじあん

では、次の祠堂へ。

可愛い。

中は妖しい。

千手なんちゃら?

すばらしい、彫刻ばっかり。

ボルブドールとは又違った素晴らしさだ。

とても精巧、精密な彫刻、彫像ばかり。

神様というより、生々しい人間群像みたい。

素晴らしい文化を感じる。

修復が完成するのが待たれる。

何年、何十年ってかかるんやろなあ。

あじあん

ロロ・ジョングラン王女の悲劇の伝説。

昔ある時、権力をほしいままにし、残虐非道で名高い王朝の時代があった。しかし奢れる者ひさしからず隣国のペンギン王配下の魔法を駆使する強力大臣にあっという間に攻め滅ぼされる日がやってきたのだ。王は殺され、絶世の美女である王女が引き据えられた時、大臣はモノになれと迫る。断れるはずもないけど、おめおめこんなやつのモノになりとうない。嘆き悲しんだ彼女は知恵ある臣下の進言で一晩に千個の寺院を造れば言うことを聞くと答えた。ところが敵もさるもの工人達に魔法をかけてまさかの一晩で次ぎから次へと大きな寺院を造って行く。ありゃあえらいこっちゃ。これを知って絶望する王女の為に、また知恵モノが村の女達を集めて一斉に砧を叩かせ始めた。この音を聞いて工人達は朝が来たと思い仕事をやめた。数えて見ると出来た寺の数は丁度九百九十九だったと言う。
危うく王女は助かった。しかし、怒れる大臣は又もや魔法を使って王女を石に変え、女たちは年寄るまでは結婚できへんようにしてしまったらしい。

ほんまかどうか、嘘くさい話ではある。

因みに、どれが王女の変わり果てた姿なんか知るよしもなかった。

 

この辺りをウロウロした時の地図。

より大きな地図で プランバナン寺院群 を表示
あじあん

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