9年前に書いた旅のブログをリニューアルします。文や写真、その後の気持ちや情報なども追加、リニューアルしてみたいと思ってます。
マレーシアへ行こう。
金子光晴の「西ひがし」や「マレー蘭印紀行」を読む機会があった。
とても面白い。バトゥ・パハやマラッカに行ってみたい。
ニッパヤシの下で黄昏てみるのもエエかもしれん。
ついでに、ペナンなんかも行きたいなあ。昔の英国風味が見られるかもしれん。
いっそ、マレー半島を縦断してタイまで行けたらいいなあ。
地図をようみたら、となりはインドネシア、ここにはボルブドゥール寺院がある。
前に、アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真集で見て衝撃をうけた映像みたいなのがまだ見れるんやろか。バリ島のジャテルウィの棚田も見てみたい。
夢は膨らむばかり。
行きたいなあ。
てなことで、友人二人を誘ってみた。なんとなく行けそう。
では、計画を作ろう。
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ザクっとこんな感じ。
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第1日 日本ークアラルンプール 泊
第2日 KL-ペナン KL-イポー(列車) イポー見学 イポーペナン (バス+フェリー) ペナン泊
第3日 ペナン見学 ペナンーイポー(フェリー+バス) イポーーKL(列車) KL泊
第4日 KL-マラッカ(バス) マラッカ見学 マラッカーKL(バス) KL泊
第5日 KL-ジョグジャカルタ 飛行機 ジョグジャカルタ泊
第6日 チャーター車にてボルボドール寺院跡日の出見学 周辺の仏教遺跡見学 ジョグジャカルタ市内観光 ジョグジャカルタ泊
第7日 ジョグジャカルターバリ 飛行機 ジャティルウィ(世界遺産棚田)見学後ウブドへ ウブド泊
第8日 バリーKL KL泊
第9日 KL-バトゥ・パハ バス バトゥ・パハ見学 バトゥ・パハーKL(バス) KL経由で空港へ 深夜便にて帰国、機中泊
第10日 日本到着
クアラルンプールを起点にあちこち行ってみようという算段だ。
日程のわりには行くとこが多い。こんだけ行くならもっと日数を伸ばせがええんやけど、リタイア爺さんたちには時間はいくらでもあるのに。
でも、お金と体力と集中力が続かへん。
わしらには欧米人的な長期間の旅は体に合わへんみたい。
慣れてないせいもあるやろ。
ザクっと計画はつくったけど、本当に成り立つか、チケット手配ができるのか、現地で買えるのか、ホテルはとれるのか、やることがいっぱいある。
飛行機はどうなる。
この頃は、LCCが始まったばかりの頃で、どこもかしこもというわけでもないし、いつでも超格安というわけでもなかった。
大阪ークアラルンプールはエアーアジア一択やと思ってたら時期を逸した。やむなくJALのマイレージを活用。KLからインドネシア往復は迷わずエアーアジア。
ちょうどこの頃、この空域で墜落事後があったばっかりやから心配はあったけど、まあしゃあない。
全てネットで簡単に手配できた。
鉄道は、どうする。
KLからペナン、対岸のバターワースまで鉄道があるにはあったが、長時間かかるし、時間帯が悪い。やむなく、途中のイポーまで電車で行って、あとはバスに頼ることにした。
鉄道のチケットはネットでとれた。
ちなみに今は、KLからバターワースまで直通の電車が4時間ほどで走っているし、本数も多いみたい。ちけっとはもちろんネットで買える。
ただし、今は、長距離のマレーシア国内移動は、鉄道やバスよりは飛行機で行ったほうが安くて簡単みたい。今なら、飛行機手配になるろね。
バスのチケットは現地調達だ。
あとの国内移動、マラッカやバトゥ・パハは鉄道でも行けんことはなさそうやけど、駅から現地までの交通を考えたらバスの方が便利そうと思った。
ちなみに、いまでも事情は変わらんみたい。
インドネシアの観光移動はどうするか。
鉄道やバスはどうも難しそう。旅慣れたバックパッカーなら何も問題もなく、こなしてしまうやろけど、爺さんたちにはとても面倒そう。
やむなく、ネットで日本語対応のチャーター車を手配する。
現地手配やからそれほどコスト高でもなかった。
ホテルの手配は。
ずっと活用してるエクスペディアやアゴダで簡単にできた。
とはいえ、ええとこかもひとつなんか、当たりかハズレか、コスパはどうか、行ってみんとわからんのはいつも同じだ。
なんだかんだでおおよその事は固まってしまった。後は行くだけや。
伊丹から成田に向かう。
反対方向やんか。 「左手に富士山が見える」とのアナウンス。 えらい綺麗な富士山が見えた。
幸先ええやんか。やっぱりええ姿やなあ。 じきに成田に着いた。荷物は伊丹からそのままスルーしてくれるんでらくちんだ。
暫く待って国際線の出発だ。
さてどんな旅になることやら。楽しみ、楽しみ。