京都、下鴨神社、古本市

ある日、用があって京都に行った。その時、帰りに出町双葉に寄って豆餅買う
て帰るんやって言うたら、ちょうど下鴨神社で古本市やってるでって教えてく
れた。そら、ついでによったらちょうどええわありがたい。
それで出町柳に向かった。
橋を渡って出町双葉の方に向かうとありゃあ、やっぱりえらい行列が出来てる。
3列あるなあ、しゃあない、言うても饅頭買うだけやそんなに時間かからへん
やろと列の後ろに付いた。皆さんいったい何買うてはんのやろ?
並びながら様子を覗う。やっぱり豆餅は圧倒的人気で、大量にというよりは、
必要なだけ、2つ、3つと買わはる人が多い。それ以外には葛餅とか、おはぎ
とか折角やからと他のバリエーションも試してはる。どうもわらび餅は売り切
れたようだ。夏らしいお菓子やから先に売れてしまうんやね。
そんなことはええとして、順番がきたらちゃっちゃと買うて糺の森に行かんと
あかんのだ。あいにく空模様が怪しい。雨が降ってきたら大変やんか。
さて、外の鳥居を潜ると森の中にテントが見える。

hon140903-1

糺の森の中、下鴨神社の本殿に至る真っ直ぐな道の両側にテントや露台の古本
屋さんがビッシリ並んでいて圧巻だ。

hon140903-2

さて、本を見てみよう。
いっぱいあるなあ。何見て歩くか気持ちがかたまってない。ぷらぷら歩きなが
ら見てたらその内気持ちが何かに向いていくやろ。
それにしても若い人が多いなあ。平日やのに古本見に来るなんてええ考えやんか。
結構沢山買ってはる。
それに外国人も結構いてはる。この人等は何で来たんやろ? ガイドブックに
載ってた? まあわしらも外国で古本市とかあったら行ってみるやろなあ。
やっぱり京都は旅行者が多い。
後は、夏らしく浴衣すがたの人も見かける。涼しげで見てて気持ちがいい。
回りも爽やかにしてくれるからええなあ。自分では着いへん、持ってへん癖に
こんな文化なくならんで欲しいと思ったりする。
ところで古本の値段ってどやって決まるんやろ。
大きさ? 重さ? 元の値段? ようわからんけど何かあるんやろね。
おっとくだらん事考えてるうちに雨がぽつんと来た。早よ帰ろ。
ところでわしは今日なんでここ来たんやろ?
本を探すというよりは、こんな平和な風景をスケッチして見たかった。
あの森の奥には神さんが居てはるんやね。

そういや朝のテレビではエボラがえらいことになってた。
死人が続々出ていながら、病院を襲撃する人、略奪、逃亡する人も出ているよ
うだ。彼らにとっては外から悪魔が持ち込んだもんやとしか思えんのやろね。
いつかこんなことが原因であっというまに世界が滅びるかもしれん。
文明と言われる世界でのうのうとしてるわしらに対するお仕置きの兆しとちゃ
うんやろか。

雨の気配がなくなって、又、蝉が鳴き始めた。

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。
にほんブログ村 旅行ブログ アジア旅行へ
にほんブログ村

ありがとうございました。