雲南省、元陽、建水の旅-14 棚田、夜明け前
バイヂュウで盛り上がったのはいいが、明日は早いのだ。
かなり酔っ払ってしまった。
食事前の打ち合わせで、「今日は夕陽の棚田を見れなくて残念
でしたが、明日、5時半に出発すると棚田の日の出が見られますよ。
どうします?」という事であった。
「もちろん行くよ」と答えた。明日は早起きだ。
しかも、工事があるので、村の道は6時15分を過ぎたら、12時までは
侵入禁止になるそうだ。
「という事は、12時まで村から出られないの?」と聞くと、
「行ってみないと解らない」と言う。
日の出を見た後、12時まで、見学で時間を潰さないといけないかもしれない。
それで、飲みすぎがたたって、二日酔い気味ながら早朝の出発だ。
山道の揺れが結構辛い。
6時前に到着した。まだ薄暗い。
「多依樹梯田」というところだ。勿論世界遺産。
ビューポイントはかなり整備されている。斜面に観覧席のような柵を何段も
作っている。
「早く行かないといい場所がなくなるよ」と言われ、撮影ポイントを探しに
急ぐ。オフシーズンとは言え、つぎつぎの観光客が到着する。
欧米人が多い。多分話しに聞いていたフランス人が多いのだろう。
日本語も聞こえる。次に多いのは日本人だった。
日の出には未だ時間があるが、遠くの山が茜色に染まっている。
眼下には棚田が、霧の合間から見えている。
次々の雲が湧いて流れて行く。
見ていて飽きない。