天橋立、伊根舟屋遊ー06、天橋立の中へ

尼の橋立の遠くから見る四観と言うのは一応全部見た。中国の諺に、「廬山の
中にいたら、そのええとこがわからへん」と言うのがある。ええとこは外から
見るべしということだ。それで一生懸命行ったんやけど、格別有難いというも
のでもなかったけど無事済んでよかった。
さて、それでは、いよいよ本来の天橋立を見に行こう。中に入ったら松林しか
見えへんかもしれんけどそれはそれでいいのだ。

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普通とは反対側かもしれんと言うのは後でわかったことやけど、地続きの方か
ら入った。地理的にはこんな風になってるらしい。

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土産もん屋さん街を抜けると自然に砂地があって松林の中に入っていく。自転
車に乗ってる人が多い。全長3キロちょいやからかなり長い。ちらっと心が動
いたけど、向こうに着いたらバスか電車かなんかに乗って帰ったらええやんか
と軽い気持ちでいた。もとより往復歩く気はない。
なるほど、いきなり松林だ。これが延々と続いているのだ。

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松林だけ見てても飽きるんで、海岸を見に行った。

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こっち側は外洋側だ。

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風が砂を運んで来るのだ。
じっくり見れば松林もなかなかええもんだ。

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変化があって面白い。
内陸側はラグーンになっている。

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こんな景色もええもんだ。

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雪舟の画にでてくるような神社もある。

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これは蕪村の松かいな?

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なんだかんだとたらたら歩いているうちに向こう側に到着した。
こっちは陸続きやなくて橋でつながってる。しかもこの橋は舟が通るときに回転
して舟が橋にぶちあたらないで通れる仕掛けまである。こんなに隙間無くびちび
ちの橋がどやって回転するんやと思たら、切れ目はちゃんと円弧になっていた。

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先人の知恵やね。
さて、大分歩いたんで疲れた。今日の宿は、天橋立ユースホステルだ。歩き始め
た側にある。そやから帰らんとあかん。もう歩く気いせえへんから、なんかで帰
ろうと思うけど、バスも電車もわからへん。仕方ないんで天橋立駅近くまで歩い
て行って、戻り方を聞いた。
あと十分で対岸に渡る舟が出ると言う。これで帰らんとどうしょうもないようだ。
「急げ」
船着場まで急いでいって間に合った。
舟からの景色もなかなかええやんか。

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夕陽が落ち始めた。

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じたばたしたけどなかなかええ1日やった。


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