中国、南潯遊(杭州日記の続き)-02 嘉業蔵書楼あたり

暑いからゆるゆると歩いている。
木立の中に品の良い建物があった。ええ感じやんか。古鎮というより洋風やね。
こんなとこにアトリエなんか持ってたらええやろねえ。妄想やけど。
本当はここの持ち主のお嬢さんが開く舞踏会用に建てられてやつだとどっかに
書いてたような気がするけど定かではない。

そっから続く並木道もいい。絵になる景色だ。

こんなとこでお茶を飲んでたら時間を忘れるやろなあ。
おあつらえ向きにカフェーがあるとこがいやらしい。

それで、蔵書楼と言う建物の入り口に着いた。

暑いからちょっとお水を一杯。
ちゅうても飲んだらあかんやろなあ。さすがに。

冷たくて気持ちがいい。
何かようわからんけど、蔵書狂いの人がおって、ここにある建物全部にびっし
りと本を溜め込んだんやそうだ。

何でも清の末期の時代、日本から漢学者が一杯来て中国で古書を買い漁ったん
で沢山の貴重な本が流出したのだそうだ。それを嘆いたお金持ちがここに本を
集めて保存したのだと言う。それで身上を潰してしまうほどやったというから
すごいものだ。

暑いんでゆっくり歩いてまわりたいけどこの古鎮えらく広そうだ。それにここ
に来るまでに結構時間を使ってるんであんまり時間もなくなってきた。急いで
廻らんとあかんのだ。


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