時々京都遊、紅葉の瑠璃光院へ-1

この記事がでるころは京都の紅葉の絶景の時期は終わってしまったかもしれな
いけど、これは紅葉が一番色鮮やかになるちょっとだけ前の頃の話として読ん
で頂きたい。
去年は、神護寺や光悦寺の紅葉を見に行ってすこしばかりスケッチをしたが、
今年もどっかに行ってみたい。それで京都の友人に聞いて見ると、瑠璃光院の
紅葉が綺麗やそうやと言う。それでみんなで一緒に行く事にしたのだ。
瑠璃光院は出町柳から叡電に乗って八瀬まで行く。さすが季節柄混んでいる。
が、鞍馬方面の方が人が多いようだ。その上、そっち側は停電で途中からバス
で代替運転みたいなことを言ってるからよけい混乱している。そう言う日であ
ったが、幸い座れた。らくちんだ。天気もまあまあ。
電車をおりてぷらぷらと歩く。鄙びた山門のようで写真でみると格好ええ門も
まだ開門前やから閉まっているけど門は閉まってるより開いていた方が姿が良
い。
閉まった門から垣間見える紅葉はかなり色づいて美しいが、絶頂という程では
ないようだ。しかし門の屋根からしなだれかかる風情はなかなか美麗である。

山門の両側には瑠璃光院と喜鶴亭の文字、喜鶴亭の名は三条実美公がつけたと
説明書にある。尊皇攘夷やら公武合体やら幕末の話には必ず出てくる公家さん
だ。
500円払って中に入るとすぐに茶室のような高床式の建物のような普通の和式
庭園とはちょっと違う、しかしなかなか風情のある雰囲気が目に入る。
こいつがそうかもしれない。

いったん坂の上の方にあがり建物に入る。
建物を上がったり下ったり、回遊して庭の風景の変化を楽しむという趣向の
庭園設計なのだ。
さすがに紅葉はいい感じだ。

おっと中国趣味みたいな塔がある。

と思いつつ歩いていると中もだんだん中国的になってきた。
これどっかで見たことあるなあと考えてたら、敦煌、莫高窟の資料が沢山展示
されていた。

瑠璃光院の瑠璃と西域のラピスラズリーの関連からなんやろか。
なつかしいなあ。敦煌旅行は楽しかった。
しかし駱駝に乗るのがあんなにしんどいもんやとは知らんかった。
「月の砂漠を~・・・」と言う気分でええ機嫌に駱駝に乗ってたら、おしりが
ぐりぐりする。歩き方がひょこひょこで上下動がきつくてちょうどこぶの所あ
たりに尾てい骨が当たるのだ。痛い痛いと思うけど日本語で言うても誰も何も
相手にしてくれへんし、まして駱駝は知らん顔だ。仕方ないんで我慢してホテ
ルに帰ったら尾てい骨のあたりがずるむけになって痛くてしょうがない。
その後遺症で今だに自転車に長時間乗ったらおしりが痛くなるんやけど、その
度に敦厚を思い出す。今日はお尻が痛くないのに思い出した。

紅葉だけやなくて、障子からみえる景色にも企みがある。
風流、風雅、ここにあり。

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ありがとうございました。