ラオス、ルアンパバーン遊-19、織物の村に行く

午後になったら行くところがある。昨日、タートセーの滝を見に行った時にトゥ
クトゥクのおっちゃんの好感度が高かったんでそのまま別れるのが惜しかった。
それで、「明日どっかに行くか?」という誘いにのって、バーンサーンコーンと
言う織物の村に行きたいと言うと、1人75kキープで行くという。約750円、悪
い話ではない。それで一緒に行った若者と又行く事にした。14時集合だ。
行く先の大よその事は分かっている。昨日見に行って吊り橋が無くなっていた所
の向こう側の方にあるはずやから、トゥクトゥクで行く場合は街の東の外れの方
にある橋を渡って空港の方から行くのだろう。

午前中は一生懸命歩いて結構疲れたから車に乗って行けるのはありがたい。天気
もええしのんびり行けるわいと喜んでたら、あっという間に着いてしまった。所
要時間は20分ほどだ。

天気がいいから暑い。朝も暑かったが、今はもっと暑い。トゥクトゥクに乗って
いる間は風がくるからええけど降りたらたまらん。それでも着いてしもたからし
ゃあない、降りた。
ここでは染色と手織りの実演を見せてくれるようだ。
絹糸を糸のまま天然の草木で染める。

こんなんええなあ大好きやわ。
藍染も天然でやってるみたい。
そうして染めた糸を手動の織り機で布にしていくのだ。

素朴な模様が印象的だ。
こうして作られた布地の商品がここで売られている。
思わず買ってしまった。

伝統的な巻きスカートや肩掛けを身に着ける暮らしの中でこういう技術が伝えら
れてきた。確かにいいものだと思うが、多分それだけでは飯は食えん世の中にな
ってしまっていると思う。工芸として生き残っていくにはこれからいろんな工夫
が要るんやろなあ。
それでも折角のモノが消えてしまわないよう頑張ってほしい。

この家を出ると、村中に同じようなところがあって、いろんなものを商品にして
売っている。見るだけでも楽しい。買えばもっと楽しい。順番に見て歩こう。

しかし、暑い。生ぬるい水でも飲まんとあかんし、でもあんまり元気でえへんわ
と思ってたら、ショーケースの中でジュースが冷たそうな露をふいていた。これ
は我慢できへん。思わず買って、一気にごくごく飲みきってしまった。

うまいわ。ほっとした。
奥へ奥への村を歩いていると、とうとう河に出た。
これはメコン河に出たんやろか、それとももっと突き切ってあの吊橋のあったカ
ーン川まで来たんやろか? それはようわからんけど大体終わりまで来てしまっ
たんやろ。

ほな帰ろうかと思ったら、小高い丘の上に何かある。石段を登ってみたら、お寺
があった。何やら由緒ありげな空気が漂ってる。修行の少年僧たちもいる。
ここにも祈りの暮らしがあったのだ。


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ありがとうございました。