ルアンパバーン、ビエンチャン、バンコクの旅−32、綺麗に染めあがった。

綺麗に染めあがった。

さて、染色の材料を細かく刻んですり鉢でゴリゴリやる。コツが要るんかどうか知らんけど
結構たいへん、いくらゴリゴリやってもOKが出ない。
それより外の景色が気になる。

あいかわらず悠然と漁をしてるのが見える。絵になる景色ではないか。

材料つくりがあんまり下手くそやから先生が代わりにやってくれた。やっと布を入れて
煮込むことができる。ミョウバンなんかもいれてコトコト煮込む。
出来上がりを待つあいだ、わしらはここの施設見学をさせていただく。
蚕を育てて絹糸をとりだすって、昔は日本でもよくやっていた。

少数民族の衣装がとても美しい。
靴は刺繍の布靴、すばらしい。
別棟で売店もあるようやからこんな布や服を売ってたらええのになあ。
別棟に入ると、広い室内で機織りをやってはる。

少数民族の織柄や織り方を保存するためにやってはるんやろか?

横糸一本ずつ色を変えたりしながら素早く横に動かす。1枚の布地を織るのに
気が狂うほど時間がかかりそうだ。手織りであるかぎり、このやり方は日本でも
アジアでもどこでも同じ、根性だけが勝負の世界だ。

出来上がった布はラオス独特の模様と風合いがある。

一通り見学したら、布を仕上げて、よく洗う。中々エエ出来ではないか。
では、外に干して乾かそう。

その間、カフェみたいな一角でお茶を飲む。
エアコンはないけど川風が入ってくるし、天井の扇風機がカラカラ回ってとても気持ちがよい。

のんびりしてたら天井で鳥がなく声がする。
結構やかましい。
よう見たら鳥の姿は見えへん。聞いたらトカゲみたいなやつやという。天井の梁のあたりに
いてるはずやと言う。目を凝らして見るけどようわからん。
声だけが聞こえる。
カカカカカ・・・とかキキキキキ・・とか聞こえるような気がする。
もしかしたらトッケイというトカゲなんかもしれん。
トッケイ・・トッケイ・・というふうには聞こえんかったけど多分そうだ。
食べたら美味しいよとも言う。
まさか朝市で見かけたカメや魚のよこにおいてたトカゲ、あれがそうなんやろか?
色はきれいやったけど食べると思うと気持ち悪い。グロテスクくな見かけのもんほど
旨いっていうけどほんまやろか?
想像力は膨らむけど、姿が見えへんから結局の所はようわからん。
そろそろ染めた布も乾いたみたいなんで、もらって帰ろう。その前に売店に寄って
布製品を探す。とても良い藍染のジャケットを手に入れた。

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ありがとうございました。