一夜あけた早朝、6時前だ。
寒い。
「台北の寒さを甘く見たらあかん」と言われたがそのとおりだ。大阪と変らん寒さだ。
ホテルをチェックアウトして台北駅に向かう。
台北から台南まで新幹線で行って、そこから内陸の方に向かう集集線というのに乗るのだ。
集集線で集集駅まで行く。
特に何もないはずなので、そこでぷらっとして又引き返す。そのまま台南迄行って、一泊する。
その後、台南から高雄を廻って、今度は東回りに花蓮まで行き、台北まで帰るというのが
当初の計画であった。それがどうも、東回りの自強号のチケットが取れないのだ。
「簡単に取れるやろ」と何の根拠もなく甘く考えてたのが大きな間違いだった。
それなら仕方ない、台南の次は、「阿里山にでも行くか」とこれ又安易に計画を立てた。
しかし、目当ての森林鉄道はまだ殆ど開通していない。かなりの部分をバスで行って、
少しだけ森林鉄道にのるということで、まあしゃあないからこれでいこうと、バスの
チケットだけは手にいれた。しかし、なんとなく不安、悪い予感がする。
と言う事で、台北駅まで歩いているが、早すぎて、めし屋がどこも空いてない。
マグドやっあらあるけどなあ、でもパスやなあ、駅中ならあるかもしれんと駅まで行く。
しかし、駅の中を歩いていてもそんな気配はない。
しかたないから改札を通って待合所に入る。待合所で待っている人の中には弁当風の
食べ物をさげた人たちもいるから、どっかには売ってるんやろう。
知ってると知らんとでは大違い。こういう時に差がでる。
でも、台中までは1時間弱、向こうで食べれば問題ない。
新幹線はゆったりして清潔だ。日本のグリーン車と違って、ビジネスクラスに乗っても
さほど料金は高くないのでそちらにした。
動き出したら、ほどなくして飲みモノとおやつのサービスがある。
水とコーヒーとビスケットを頂く。これで少しお腹がおさまった。
弁当が来たら話のたねに買ってみようと思っていたが残念ながら来なかった。
台中駅もまだ8時前、在来線とは構内でつながっている。時間に余裕があるので
集集までのチケットを先に買ってめし屋をさがそう。
それで在来線の、新烏日駅まで行く。自動販売機をみたら90元。簡単に買えるわと操作
しかけたら、コインしかだめなんやわ。しかたない又窓口に並びなおす。
大体8時になって店が開きはじめたが、ファーストフード風の店しかない。
「おもろないなあ」、友達はもうあきらめて集集で食べたらええわと切り替えたようだ。
私は若干腹が減ってたので、サンドイッチを買って食べた。
カロリー高そう、やめときゃよかった。
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ありがとうございました。