東北、奥の細道の旅-06 雪の毛越寺

さて中尊寺を見終えたら次は毛越寺に向かう。ここも勿論世界遺産の一環だ。
「毛越寺」と書いて「もうつうじ」と読むそうだ。何でかはわからん。
ここへ来るまでの道路の西側、小高い丘のあたりに金鶏山があったのだそうだ
がそれは意識してなかったんで見なかった。もしかしたらお宝が眠っているか
もしれないのだそうだ。
毛越寺は平地にあって、どんと広い。
やっぱり雪の中だ。
ここでは面白い仏さんに出会った。
「がっはっはっは・・・」豪快やんか。
ありがたい仏さんもええけどこんなんも楽しい。

掃除のおばちゃんと画になっている。
さて、毛越寺の玄関に着いたとこからだ。

中に入るとふところが大きいのだ。

そして極楽浄土を表現した大庭園があると言う。
大きな池があって、其の中に極楽浄土の蓬莱山などいろんな島々が浮かんでい
るのだろう。

ところが今は雪に埋もれてただの白い広場と化してしまっている。

ありゃまあとは思うがどうしょうもない。
雪の浄土もええやないかと思うことにしよう。

広いお池の周りをまわる。
かなり歩きがいはあるけどこうなると景色に代わり映えはしない。
終わりの頃に曲水の宴の舞台があった。

ちっこいなあって思うかも知れんけど、これは元々中国のお話から来ている。
王義之という書の聖人が書き残した蘭亭序と言う書の中に書かれているお話な
のだ。紹興という街に今もこの史跡が残されている。
と言うよりその地に新しく創ったようなもんやけど。
こんなとこ。

なかなか雰囲気はある。

王義之、蘭亭の由来も書いてある。

それでこの曲水の宴の場所も再現されているのだ。

規模はあんまり変わらへん。画なんかでは深山幽谷の中で川に杯を浮かべてい
るけど実際やろうと思たらこの程度なんやろね。
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しかしさすが中国でもこの地は書聖の居たところとして名高いためか有名な書
の学校があるそうだ。去年、杭州で一緒に画を習っていた方も今はここで書の
勉強をしておられると聞いた。元々すばらしい腕前の人やからどんだけ上手に
ならはんのやろと思う。ちょっと厳しい時期なんで体に気をつけて頑張って頂
きたいと切に願っている。
願えば適うというけど、それは行動してこその話だと思う。
困難があっても先に行動する人は敬服に値する。
だらだらと日々を送っているわが身を反省せんとあかんのだ。


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ありがとうございました。