さて、もう大分西の端の方まで来たはずだ。そろそろ展望台へ行く道があっても
おかしくない。
「これだ」、案内板を見つけた。しかし、冬期通行禁止と書いてあるし道は途中から
途中で雪に埋もれている。「遠回りしたら行けるって言うてたなあ」一旦本通りまで
出よう。大きな道が山に向かっている。「これやな」車が通る道みたいやから雪が
硬くて歩き易い。だんだん坂が急になり、雪も多く歩きづらくなってきた。
「歩いてたら何時までたっても着かへんのちゃうか?」、「これ、車の道やで」
だんだん不安になってきた。「このままやったら辿り着かへんのちゃうやろか?」
それで、向こうから来た人に聞いて見た。あの上まで行って折り返して尾根の先まで
行くようだ。「無理やなあ」、「やめとこか」結局途中でわかったのだが、バスターミナル
のある出会いの館からシャトルバスが出ているのだ。成る程バスが何度もすれ違って行く。
それで、引き返して、又、振り出しの出会いの館のところまで戻った。
「バスはもう終わりました」、がっくりだ。もうちょっとよう調べといたらよかった。
「ほんなら温泉でも入りに行くか」と又地図の西の外れまで戻る。
民宿で700円が500円になる割引券をもらっていたのだ。
中に入るとえらい本格的な風呂屋なので驚いた。靴箱も衣類箱もロッカー形式で100円
入れるが後で戻ってくるから心配ない。
しかし、「手拭い持ってきてへんわ」、番台に聞きに行った友人が200円で売ってたで
と持ってきてくれた。貸タオルは無いのだ。
中に入ると、湯気の中でけっこう沢山の人が蕩けている。外国人も多いようだ。
ここでもやっぱり中国語が・・、それでも体を洗ってたら隣の人に、英語で、タオルどこで
手に入れたらええんか?と聞いている。わしらに聞いてくれたら中国語で教えたんのにと
思ったが、よけいな御世話だ。
寒い日に温泉の暖かさは非常に気持ちがいい。
と思ってると、右側の扉の向こうに何かある。露天風呂みたいだ。行って見よう。
外が見えて気持ちがいい。
熱い中に座っても顔がひんやりして気持ちがいい。外の雪景色も堪能できる。
「こりゃあ、ええわ」、風呂はあんまり得意じゃなくて、10分もいればのぼせた感じが
してくるのでいつもさっさと出てしまうが、こんなだと幾らでもおれる。
となりの人達の話に耳をすましていると、名古屋方面から車で来て、温まったら、又、
日帰りで帰るのだそうだ。
「大変やなあ」気をつけて。
こんなところでいろんな人達と友達になったらさぞ楽しいだろうと思うが、シャイやからなかなか
できんのだ。
さて、わしらも宿に帰ろう。
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ありがとうございました。