京都のおうどん屋さん、「たなか家」

このお店、前から気になって行きたかったのだが、私の家のある堺からは行くのが大変だ。
まず南海電車に乗って、三国ケ丘で降り、JRに乗り換えて天王寺迄行く。
ここまでは簡単だ。そのJR内で15番ホーム迄行って、大和路快速に乗って奈良まで行く。
30分くらいかかる。奈良駅に着くと同じホームの右側が京都まで行く奈良線で、大抵
電車が待機しているから、直ぐ乗り換える。行き先は玉水と言う駅だが、聞いてみたら
快速も停まるというから大丈夫だ。
考えている時はえらい大変そうだったが、来てみれば以外の簡単に来れた。
それで駅からぼちぼちと歩く。川沿いに古道があって紅葉が綺麗だ。
更にぽくぽく歩いくと道は山の方に曲がっていく。少し上がった二又道を右に曲がった
あたりにあるはずだ。
「どこかわからん」あたりをうろうろしても住宅と田畑があるだけでうどん屋らしきものは
見当たらない。そのうち駐車場の看板を見つけた。駐車場があるから此の近くのはずやと
又さがすがわからん。しかたないから電話してみた。
「駐車場の看板のとこにいるんですけど」と言うと、「その前に観光の大看板が見えますか?」
と言う。確かにある。「その横ですよ」なるほど看板が強烈で家の上り口が見えなかったのだ。
看板の左側にある階段を上がったらすぐ入り口があった。

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入り口を入って正面の四角く切り取った穴の向こうにいるお兄さんに注文を言う。
「あつぶっかけ」下さい。トッピングの天ぷらなどはうどんを貰う時に言うんだそうだ。
「そこの椅子でもいいし、テラスでもいいですからできるまでお待ちください」ということで
番号札を渡された。
テラスはとても気持ちがいい。
ガラス張りであたりの風景が一望できるのだ。
正面が線路にそった田畑になっていて、丘の上からそれを見降ろす形で視界一杯の広がっている。
その向こうは山だ。
反対側は又部屋になっていて今は締めてあった。
部屋の中はゆったり広々としていていかにもテラスの中らしく居心地がいい。
ここからだと厨房が見えないが、わざわざ見に行くのもはずかしいので本を読みながら待つ。
「そろそろかな?」と思い向こうへ行く。次だ。
出来たから、舞茸天一つとちくわ天を二つもらう。
「出汁はこれをかけて下さい」、「えっ、冷たいんかい」と思うがしかたない。

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あつあつのうどんと卵をよくかきまぜてまずいただく。
出汁でちょっと温度は下がったがまだ熱くておいしい。うどんはにゅるっとやわらくて
なめらかだ。
腰の強さはあまり感じられないが、麺の味はいい。
天ぷらは冷たくて硬い。
うどんの中に入れてもおいしくない。
これなら熱々の普通のうどんに天ぷらを入れるやつにすればよかった。

格別ではないがご近所のうどん屋さんとして気楽にうどんを楽しむお店として、場所といい
雰囲気と言い丁度いいのではないかと思う。

店名 「たなか屋」
ジャンル うどん専門店
住所 京都府綴喜郡井手町井手玉ノ井20-1
電話 0774-29-1644
営業時間 10:30~14:00
定休日 日曜、祝日、第1・3・5土曜
メニュー 日本語
言語 日本語

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