「平山郁夫美術館」には平山郁夫の画がある。
もちろんそれはあたりまえなのだが、少年時代の画があるのだ。
栴檀は双葉より芳しということばのとおり、少年時代の画伯の画には何とも言えない
存在感と味があるように感じる。
もちろん日本画の巨匠になったと言う結果がわかっているからという先入観が働いて
いたとしても、それにまさる味わいがあるように思えた。
それに、何と言っても美術館の中は涼しい。
できるだけゆっくりしよう。
ゆっくり見ている間に、頑張っていた気持ちは一気にくじけた。
「やっぱりここでやめとくわ」
元気な1人を残し、友人と2人ここでリタイヤすることにした。
休んだので元気は戻っているが、もう尻がいやだと言っている。
これって鍛えたら痛くなくなるんかなあ。それなら練習してもいいけど。
体型に依存するのならそれも無駄やしなあ。
リタイヤのやり方は簡単、最初の契約書を持って行って、自転車を渡すだけだ。
そのかわり補償金は返ってこないがそれがルールだからそれでいい。
後はらくちんだ。車に乗って生口橋を渡り因島に行く、ゆっくり景色をみる余裕も
なく島を駆け抜けて、因島大橋を通って向島に渡る。
向島に入るともうここは尾道市だ。
自転車道はここからフェリーで渡るので、走破中の友人もここで終了だ。
尾道市民センターで合流の約束をしているからここで待つのだ。
いくら元気一杯とはいえ車には勝てない。
市民センターの中でだらだらと待つ。
友人が到着して、自転車を返したら、今回のサイクリングの旅は全て終了だ。
去年に比べて、暑さも若干ゆるかったし、何よりも道路標識が整備されていて
道に迷う事がなかったので精神的に楽だったのが大きい。
疲労感は去年よりかなり少ないと言える。
さて、ここからは本土に渡って、呉市にある友人の家に行って、続きは車の旅になる。
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ありがとうございました。