しまなみ海道・瀬戸内の旅ー08、安浦のコンクリート船

友人の家は呉市の安浦町というところにある。
尾道大橋を渡って山陽道を西に走り東広島市を抜けて海岸線に出る。
外はまだ明るい。
「晩飯までに時間があるから、コンクリート船見に行こや」
こんなものが世の中にあるなんて露知らなかった。
コンクリートの廃墟だ。船の残骸だ。
中に入ろうとすると鎖鍵がかかっている。ガシャガシャやってると、
「それ、鍵かかってないよ」と横から声がかかった。
夕涼みに集まって談笑していた地元の人が声をかけてくれたのだ。
「これ、見に来たんか?」ちょっと驚いている。あきれているのかもしれない。
戦時中の物資不足、鉄不足の際に考えられたのだそうだが、どうみても実用的とは
思えない。それでも何らかのアイデアの閃きと共に登場したのだろう。
常識にとらわれない発想をするのは大事な事だと思う。しかも、それをどう実用化
するか一生懸命考えるのは大事な事だ。
ただ、結果がちょっと残念だったということだ。
今では防波堤代わりにここに眠っている。

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安浦の港の景色は中々味がある。
瀬戸内海らしく穏やかな内海になっていて、牡蠣の養殖の簀が沢山見られる。
港内には夥しい船が停泊している。
このあたり、川尻や安浦一帯は源平の昔から海上交通の要所だったはずが、今も
停泊料の安さを求めてこの港に集まる船が多いのだそうだ。

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暮れかけた港の風にあたっていたら、腹がへってきた。
晩飯までの時間を潰していたのだから丁度好い。
海岸線を少し戻ったら、「灘」というレストランがある。
雰囲気的に魚がうまそうだ。
おすすめメニューにでかでかと書いてある、「あこうの煮付けちょうだい」と頼んだ。
私は煮魚が大好きだから丁度好い。
煮付けは2つしかできないということで、友人は刺身定食にした。
後の友人は、ソーセージカレーだ。わけわからん組み合わせだが、好みは好き好きだから
しょうがない。
魚は大きくて新鮮で美味しかった。骨の間から、頭の中までしゃぶりつくして、全部
食べてしまった。
しかし、えらい写真うつりの悪い魚ではある。(写し方が悪いのだが・・)

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店名 「灘」
ジャンル 海鮮料理他
住所 呉市安浦町三津口6-9-8
電話 0823-84-2318
営業時間 8:00-20:30
定休日 月曜
メニュー 日本語
言語 日本語

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ありがとうございました。