時々京都遊、通りすがりの坦々麺、「華らく」

京都に行ったある日の事。「とり安」の親子丼を食べたしばらく後の頃だったので
口の中が、「おいしい親子丼食いたい」状態になっていた。
昼飯時だがたっぷり時間があるわけではない。それで又考えた。
前に行って、空振りだった、「ひさご」も一回入って見よう。行ける範囲であまり
適当なところが思いつかなかったというか、下調べしてなかったのだ。
それで、又、「ひさご」に前に着いた。前にもまして行列が長い。今度はちゃんと
並んでいるからだろう。運転手と修学旅行生の組み合わせが多い。
「修学旅行で親子丼食おう」というコースになっているのだろう。来てはみたが
やっぱり気持ちがくじけた。修学旅行はとっくの昔に卒業してしまった。
別のコースがいい。
しかたない、来る道で見つけたインドネシア料理でも行くか。
ここもまだ開いてないやんか。
ひとりでぶつぶつ言いながら昼飯屋を探していったりきたりしていると、真っ赤な
看板が目についた。「坦々麺」って書いてある。
「辛そうやなあ」
京都の人は坦々麺が好きなんかなあ。坦々麺の店ってよく聞くような気がする。
ここも坦々麺の専門店ぽい。「いっかい味見てみるか」
幸い行列はない。
というより客は私1人だった。店は綺麗でお洒落で清潔だ。

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「一番辛い坦々麺下さい」
確かに辛い。が辛すぎる程ではない。坦々麺としては丁度ええ位だ。
辛さの中に甘さがあって、まろやかでもある味だ。
食べていて程良い汗がでる。麺もおいしい。

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ただ、私のような野蛮人には少々上品すぎるかもしれない。
もうちょっとメリハリが強い方が好みだ。それと四川料理特有の花椒を使った
麻の痺れ感がない。麻辣があってこそ本物の辛さになる。
後口がちょっとだけ違和感がある。
とまあ色々言うても、本物の中国の味とか四川省の辛さとかわけのわからん事を
抜きにしたら結構おいしい坦々麺であることは間違いない。
ちょっと通りすがりの出会いと言うのは一番大事にしないといけないのだ。
今度はあのインドネシア料理を探訪したいなあ。
又、報告します。

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ありがとうございました。