梅田で友達と会っていた。ちょうど昼飯じぶんだったので、
「飯でも食おか」と言いだした。
「何がええ?」
「簡単に麺でも食おか」ということになった。
「どこがええかな?」と考えて、
「この近くやったら昔時々行ったことがある揚子江ラーメン行こか」
それはええけど、店の場所がうろ覚えだ。「確か映画館のあるあたりやったで」
「あのへん曲がったとこかなあ?」ちょっとうろうろしてしまった。
「あっあそこや。看板見えた」
その向かい側がえらい行列だ。某有名ラーメン店に並んで待っているのだ。
「えらい列やなあ」
「こんなん絶対いややなあ」
まあ私も食べたことない店は、どんな味か興味があるときは並んだりすることがある。
しかし、「ふだん飯」を食べるのに並んだりするのはいやだ。「ふだん飯」はふつうに
ぶらりと入って普通に食べれるのがいい。
企業秘密の秘伝のたれを三日間煮込んでできたこだわりの味。
麺はどこそこの何とか麺、このちぢれが美味しい味をからませる。
ゆでかたと湯切りに名人芸がある。焼き豚がまた特別のモノ。
こんな店がよくある。
それを並んで並んで食べる。
こんなん絶対違うと思う。
見た目に普通。食べても普通。なんの変哲もない。でも美味しい。
いつもおいしい。
じつはひそかなこだわりが。でも人には云わない。
こんなんがええではないか。
こんなに並ぶほどの事はない。
「きっとこっちの方がうまいと思うけどなあ」と勝手にいいながら入った。
ここの麺はあっさりした塩味で菊菜が入っているのが特徴だ。
スープのあっさりあじに菊菜のほろ苦さがよくあう。
「昔は、わんたん麺を食べてたんやけどなあ」今は軽食志向だ。
「普通のラーメンと餃子」
ここの餃子もおいしい。
皮がほどよい厚さで焼き加減がいい。熱々はジューシーでおいしい。
麺も細身でいいぐらいの腰かげんだ。汁はあっさりといいながらも薄いわけではない。
味はしっかりとあるので食べ飽きない。
「ふだん飯」にちょうどええ具合だ。
店名 「揚子江」
ジャンル ラーメン、餃子
住所 大阪府大阪市北区角田町7-17 東宝OSMビル 1F
電話 06-6312-6700
営業時間 10:30~22:45
定休日 第2、第4木曜日
メニュー 日本語
言語 日本語
次回から使えるサービス券くれます。
毎週水曜は食べ物に関する話です。