中国で買った香炉たち

香炉には何故かこだわりがあります。旅行に行って何か買い物をする機会があると必ず、香炉を探しています。
でも、「これいいでしょう!」って言えるものにまだ当たっていません。
香の匂いとか、香を焚くといった文化が好きなのです。
空間を演出するのには、ビジュアルなものと、音と匂いがあると思います。
匂いによる演出もなかなか価値あるものです。
静謐さとか、静かに流れる時間とか、なにもない事の濃密さとかを演出するよい道具ではないでしょうか。
多分、香炉なんか関係ないんでしょうね。どんな入れ物でも、さりげなく使って匂いを演出するセンスが大事なんでしょう。
お店や、施設、どこかの家庭を訪問したとき、そういう演出を嗅ぐとそれをやった人の奥ゆかしさを感じるものです。
ベトナムに行って、沈香を見つけた時は興奮してしまいました。「こんなのを売ってるところがあるんや」と言うことにです。それで香道の本なんかを買って、その方法で香を焚いたりすることもありますが、
現在修行中です。

**これからは毎週月曜にはできいるだけ「モノ」の話をしたいと思います。

上は、初めて中国、三峡下りの旅行した時に買ったものです。玉ではありますが、今から思うと見る眼がありませんね。
左は、ベトナムのバッチャン焼き70円くらいのもの、右は、トルファンのお土産、750円くらいです。

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これは、結構気に入ってます。右は、景徳鎮で買ったもので、多分、文化財の写しでしょう。それだけに、姿や色が好いです。骨董的価値はないけれど、いいものとしてそばに置いておきたいものです。左は、ソウルで買った高麗青磁です。象嵌ではありませんが、東洋陶磁美術館でよくみる高麗青磁の様式を伝えているように思えます。これも大好きです。

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