映画、「クワルティエーレ 愛の渦」

久しぶりに神戸に行った。元町映画館に行ったのだ。
昨年8月に神戸元町商店街にオープンしたミニシアターだ。
こぶりなので人が沢山いないのと映画が始まると真っ暗になって映画に集中できるので
私は大好きだ。それに、大きな映画館では見られない、ちょっとマイナーではあるが
良い作品やマニアックな作品が上映されているので、映画素人の私には勉強になることが
多い。
それにしてもこの不景気の時代に、映画好きの人達だけで資金も作って劇場もつくって
苦労して立ちあげて、よくつづいていると思う。関係者の人達の苦労は大変だったろうと
思うが、とうとう、その立ち上げ話が映画になるそうだ。
「『街に・映画館を・造る』―元町映画館ができるまで」というタイトルで、
4月30日(土)から5月6日(金)まで毎日一回(17時20分から)上映されると言う事だ。

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さて、今日は大阪で用事をすませるとちょっと時間ができる。
まあリタイア者、いつでも時間はあるといえばあるのだがついでというのが大事なのだ。
ネットでチェックすると「特集 イタリア映画界の異端児~アゴスティの世界~」。
なかなか面白そうだ。いくつか連続でやっているが、時間的には「クワルティエーレ 愛の渦」
というやつに間に合いそうだ。
それにしても少し急がないといけない。大阪ー神戸で一番早いのはJR新快速だろう。
大阪で昼ごはんを食べている暇はない。元町でもおいしいものはいっぱいあるではないか。
それでもあまり時間がないので近場で簡単に餃子を食べた。その話はまた別途することにして
今日は映画の話だ。
実に美しい作品だ。
夏の花火から始まる。秋、冬とオムニバスに続いて、春で終わる。
舞台は新しい都市と古都が入り混じったローマだ。
実際の季節に人生の季節を重ね合わせた物語りが進んでいく。
話の内容はシリアスだ。
愛とは何か・・・・孤独や悲しみ、矛盾、やるせなさ・・・。
屈折したものたち、はみ出したものたち、
しかし全てが実際に起こった話が土台になっていて、その関係者が出演しているのだそうだ。
音楽もすばらしい。
あのオペラのアリア、何て言う歌やったんやろ。良く聞く曲なのに忘れてしまった。
あの場面にすばらしくマッチしていた。
最後はイタリアらしく 春ープリマベラ ボッティチェルリの画なら子供を身ごもった
春の女神が、人生の始まりと春の始まりを寿いでいるのだが、このおじさんどうなるのかな?
楽しみ楽しみ。
みなさん、元町映画館に映画を見に行きましょう。

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美しい映像と美しい音楽。それにおいしい餃子の一日だった。
毎週金曜は酒や茶に関する話の予定でしたが、ちょっと変更。

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