子規庵に行ったついでに近くの羽二重団子に行って、団子を買いました。
この店の事は、子規の「道灌山」という本に書かれているそうです。
いつも繁盛していて、「根岸に琴の鳴らぬ日はありとも此店に人の待たぬ時はあらじ。」というように書かれているようです。
私が行った日も、朝の10時頃でしたが、もう数人の先客がいて、私が買っている間にも、数人の客が続いていました。
確かに、素朴な味がして美味しかったです。
焼餅とあんころ餅の2種類があります。
前は、甘いものはあまり好きじゃなくて、こういうものを買うという事は殆どなかったのですが、「甘いものは、脳に満腹信号を出すから、ダイエットするときは、甘いものも食べて、食事と食欲をコントロールするのが好い」という事を知ってから、甘いものも食べるようになっています。
この焼餅の、ほんのりとした醤油味や、あんころ餅の昔風の甘さというのは、関西ではあまり経験がありません。
記憶にはないけど、懐かしいという変な気持ちですが、よかったと思います。
こういう短歌になっているそうです。
根岸名物芋坂団子売りきれ申候の笹の雪
笹の雪という豆腐屋も有名だそうですね。
次はここの味も試してみます。
毎週、水曜は食いもんの話です。