連休始めの有田陶器市。ぶらりと周っていたら、ある店先で花瓶が目に付きました。
絵付けが見事です。聞いてみたら、岳山という人の作品で鍋島だそうです。
天皇陛下が来られた際に献上したとかどうとか、能書きは聞きましたが、どうしても去りがたく気に入ってしまったので買ってしまいました。景徳鎮もいいけれど、有田や鍋島はもっといいなと思ってしまいました。中国の絵付けは豪華で派手だった色柄が多いですが、日本のはどことなく穏やかで洗練されているように思います。高麗青磁のように鄙びたものは更にいいのでしょうが、今はまだわかりません。
買ったのは、古物屋さん(と思う)で、これは骨董というほど古くはないので、古物というものなんでしょう。
その後、しばらく歩いていると岳山窯の直営店というのがあって、まさにその岳山さんがいて、絵付けの実演をしていました。気さくなおじさんという感じで、気楽に話もしてくれました。
店内の作品は、心なしか昔のものの方がいいような気がしました。たまたまいいのが無かったのかもしれませんが。
毎週月曜はモノについての話です。