旅の計画。
最近、ふとしたことで「つげ義春」の本が気になったことがあって、ネットでポチっとしてしまった。はるか昔、なんだかけったいやけど面白い、気になる漫画を描く人やなあって思ってたけど、今になって絵を見てみるととても心惹かれるものがある。ついでに漫画ではない本も読んでしまった。
「貧困旅行記」というやつだ。
帯に書かれた「漂白の思いやまず・・・というのがいいではないか。
中を読んでたら、湯平温泉と杖立温泉が出てきた。
とてもおもしろい。
昭和の場末の温泉町、旅回りの演劇一座とかストリップ小屋とかがある街角、そんな感じだ。
湯平温泉で、あるストリップ嬢とねんごろになって杖立温泉まで着いて行って・・・、
てな話だ。ストリップ嬢の話は開高健的な世界でもある。面白いなあ。
前に読んだ、山頭火の「行乞記」にも出てくる。
「しぐるるや人の情けに涙ぐむ」
調べてたら、寅さんが出没したあたりでもある。
なるほど、漂白の旅人の世界ではないか。
ええですなあ。行ってみたい。
それで、具体的に調べ始めた。
湯平温泉も杖立温泉も前の大分大水害で大きな被害を被った壊滅状態から復興中で、実態は秘境というよりは廃墟とも言えるようなところでもあるらしい。
それでも、復興は続けられてるし、温泉は開業してる。
行ってみよう。
ザクっと地図の上で見てみると、湯平温泉と杖立温泉に由布院温泉と黒川温泉を加えると、九州をほぼ横断するような経路になる。
前から、豊肥本線と日田彦山線が完全復旧したら、九州横断をして後、日田彦山線にのって学生時代に暮らした街に行ってみるような列車の旅をしようって手ぐすねを引いていたけど、完全復旧はほぼ無理そうなんで、その想いをこの旅にものせてみようかと思う。
大阪からは、大分空港、熊本空港を使うと、旅程が簡単になる。
一見して、2泊3日くらいのコースになりそう。
では、旅程として成り立つかどうか、他にええとこないか、寄り道できへんか。
いろいろ検証してみる。
竹田市にある岡城(豊後竹田城)に寄られへんやろか。
南阿蘇鉄道、トロッコ列車に乗ったみたいなあ。
他にもいろいろ秘境がありそうやなあ。
さて、どうなるか。
由布院温泉は大分空港とリムジンバスでつながってる。
湯平温泉と由布院温泉あたりはJRが使える。
杖立温泉と黒川温泉が問題だ。
杖立温泉はJRで日田まで行けば、福岡から往復の九州縦貫バスが使える。
この路線は黒川温泉も通る。
黒川温泉と熊本空港もバスがある。
時間的に成立するかどうか。
大阪ー大分空港ー由布院温泉ー湯平温泉ー由布院温泉ー日田ー湯平温泉ー黒川温泉ー熊本空港。
このコースも逆コースも、ギリギリ成立する。
車で走ればなんの問題もないコースやけど、電車はバスやと結構制約が多い。
いろいろ寄り道を考えたけど難しい。
では、どこに泊まるか。
由布院温泉や黒川温泉に泊まったら、便利で快適なんはわかってるけど、やっぱり、当初の狙い通り、秘境温泉の気分を味わいたい。
宿泊は、湯平温泉と杖立温泉にしよう。
それで旅程を考えると、大分空港から始めるコースが都合がいい。
大分空港ー由布院温泉のリムジンバスは大丈夫。
由布院温泉ー湯平間のJRは普通電車。
しかし、旅館からのお迎えがないと行けない。
翌日の湯平ー日田は、由布院温泉で乗り換えて特急「由布院の森」号にのる。
パノラマカーなんでええ席をとれれば快適だ。
日田ー杖立温泉は高速バス。予約制だ。ネットでとれる。
杖立温泉ー黒川温泉も高速バス。同じくネットでとれる。
黒川温泉ー熊本空港。これも別路線の高速バス。別会社のネットでとれる。
成立するとわかったら、いろいろ予約していこう。
車で走ればなんの問題もないコースやけど、電車はバスやと結構制約が多い。
いろいろ寄り道を考えたけど難しい。
では、どこに泊まるか。
由布院温泉や黒川温泉に泊まったら、便利で快適なんはわかってるけど、やっぱり、当初の狙い通り、秘境温泉の気分を味わいたい。
宿泊は、湯平温泉と杖立温泉にしよう。
それで旅程を考えると、大分空港から始めるコースが都合がいい。
大分空港ー由布院温泉のリムジンバスは大丈夫。
由布院温泉ー湯平間のJRは普通電車。
しかし、旅館からのお迎えがないと行けない。
翌日の湯平ー日田は、由布院温泉で乗り換えて特急「由布院の森」号にのる。
パノラマカーなんでええ席をとれれば快適だ。
日田ー杖立温泉は高速バス。予約制だ。ネットでとれる。
杖立温泉ー黒川温泉も高速バス。同じくネットでとれる。
黒川温泉ー熊本空港。これも別路線の高速バス。別会社のネットでとれる。
成立するとわかったら、いろいろ予約していこう。
漂白の旅を楽しむ!
ええですなあ。