鈞窯の焼き物

洛陽に行ったら、如窯とか鈞窯とかに出来たら行きたいし、行けないまでも如窯の青磁とか鈞窯の虹色のにじみが入った焼き物を買って帰りたいと願っていました。
河南博物館では、やっぱり青磁のいいものが沢山ありました。
期待は高まります。
博物館をでたら、鄭州の街中で焼き物の店に行きました。でも、しょうがないけど土産物屋です。
運転手は「洛陽の方が安いよ」って盛んに言ってます。
彼のテリトリーなので連れて行ったら、いろいろとあるんでしょう。
鄭州はあきらめて、洛陽で焼き物の店に行きました。
鄭州で行った店よりは少しはましです。
青磁もあります。ちょっと眺めていて、
「これ、いいけど、ここ、変に凹んでるや」
「これは、手作りやからこうなるんです。問題ないよ」
「手作りやったら、もっと丁寧につくるんやろ、問題あるよ」
「いや問題ないよ」
「ゆがみやねじれが味や景色だったら、ええんやけど、これは唯の品質の悪さやで」(こんな言葉は日本語でぼやいているだけです)
「・・・・・?」
考え方の違いはどうしようもないです。
ちょっとましな鈞窯を見つけました。650元と書いてます。
しばらく考えて、「250元やったら買うけど・・」って指値しました。
「350元」って言ってきます。
もいっかい「250元」って言い切ります。向こうは首を横に振っています。ほんまに「もうええわ」と思って帰りかけました。
「ちょっと待って、上司に相談するから」とすがってきます。
そして、「250元でいいから」ということになりました。
いつものパターンです。欲しいと思ったら指値しないとあかんということでした。(ちょっと高かったかな?)
有田でも、この釉薬の焼き物はあったけどここまで我慢したのにね。

色はいいけど、この形、何に使お!

zunyou070521

毎週月曜はこだわりのモノの話です。