大連の駅から始まるもの。

大連駅前にある旧「大和屋ホテル」です。満州国の頃、大陸への夢を抱いた人たちが、海を渡って大連まで辿りつき、このホテルにたむろして、ここから満州鉄道に乗って、瀋陽、新京、長春、ハルピンと渡っていったのでしょう。夢と涙が一杯詰まっているのでしょうかね。

dairen070526-1

前回、ホームに入れなかったので今回は新たな作戦で行きました。
ここの駅は、時間が来ないと改札が開きません。
その時に、見送り券というのがあって、これを見せれば通れるのです。前回は時間と関係なく、この見送り券を提示したので、断られたのですが、改札が開いている時に行って、見送り券を見せ、この電車に乗る人を見送るんだと言えば、いけるはずだということで、やってみました。うまく行きました。
各車両に一人ずつ係員がいます。
チケットをチェックしています。つまり、乗ってしまったら、中では車両間の通り抜けはできないのです。
客車を通り越して、先頭の機関車のところまで行って、写真をとろうとしたら、「だめっ」って言われました。
厳しいですね。

dairen070526-2 dairen070526-3

大連駅の巨大な待合室です。
いつも沢山の人が待っています。

dairen070526-4
今も、ここから中国のあらゆるところに列車がでています。
モンゴル、シベリアをまわってヨーロッパまで行く、シベリア鉄道もあるんですよね。
夢があっていいです。